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『ホワイトアウト』

ホワイトアウトの成り立ち

このホワイトアウトという曲、

聴いて頂いた方はわかると思うのですが

qlariaにしては珍しい変拍子の曲です。


今まで変拍子というと、

2018年の夏に開催したレコ発で発売した

ファーストミニアルバム『Q』に収録されている

『夏を呼ぶ青』という曲も変拍子ですね。


あれもなかなかに変な曲(褒めてる)なのですが...笑

僕もいつか変拍子の曲が作りたいなと思っていました。


実は同ミニアルバムに入ってる

『この冬を越えて』

という曲は三拍子になっていて

この曲は僕が作ったのですが

もっと攻めた変拍子の曲が作りたかった。

三拍子のバラードなんて変拍子に入らないなとも思っていたし。


ではなぜここまで変拍子に拘ったのか。


僕がこのホワイトアウトという曲を作り始める少し前、

確か2018年の秋頃だったと思うのですが

その頃ちょうど僕の大学の学祭がありまして

僕が所属している軽音楽部(サークル)もライブ演奏を行っていました。

その時、僕の友達や先輩がコピーしていた

tricotというバンドの演奏を聴いて、

「変拍子ってかっけぇ...!」


と思ったのがきっかけで

なんとしても変拍子の曲を作りたくなってしまい...

形にするのに1年以上かかってしまったけれど

この曲が誕生したというわけです。


もちろんそれより前から変拍子の曲に触れたことはありました。


Nothing's Carved In Stoneとか

Ivy to Fraudulent Gameの変拍子の曲にも影響は受けたのですが

tricotは僕にとって異次元でした。


一回COUNTDOWN JAPANで生で見たことがあるんだけど

最高にかっこよかったなぁ...


とにかく、このバンドのお陰で

というかあのコピーバンドのお陰で

この曲が出来たと言っても過言ではないかもしれない笑


tricot、聴いたことない方は是非聴いてみてください😉


ホワイトアウトに込めた想い

ということで、この曲の成り立ちをお話ししたところで

この曲に込めた想いについて話していきたいと思います。


そもそもこの「ホワイトアウト」という言葉

知っている人も多いかと思いますが

「吹雪などで視界が遮られ、

 自分がどこにいるのか、どこへ向かっているのかが

 わからなくなってしまう状態のこと」

を指す英語です。

(出典:unsplash)

ちょっと良い画像が見つからなかったのだけど。

まさにこんな感じ。


僕もついに二十歳になり、大学3年になって、ふと将来を考えたとき

なんだかよくわからない不安みたいなものに襲われることがあって

「あの頃夢見ていた将来と、今自分が生きる現実はどれぐらい離れているだろう?」

「自分にとっての幸せって何なんだろう?」

と思うようになりました。


そんなことを考えている内に、目の前が真っ白になるような、そんな気持ちになりました。

漠然とした不安に襲われるような感じ。


そんな状況を表すのに、この「ホワイトアウト」という言葉がぴったりでした。


いわばこの曲は、その気持ちを落ち着かせるためのものなのかもしれない。


まぁ結果、変拍子も相まったダークな雰囲気が

ちょうどその時の僕の気持ちを良い感じに表しているかなと思います。


これを読んでいる人の中にも

将来について悩んでいる人や、不安に思っている人がいるかもしれないです。


もちろんこの曲がその不安を全て消してくれるわけでは決してないけれど

そう思っているのはあなただけじゃないし

僕もまだその不安を抱えています。


もしその気持ちを抱えたまま、どこにも吐き出せずにいる人がいたら

心を許した友達や家族に話してみたりすれば

少しは心が楽になるんじゃないかなと思います。


この曲がそのきっかけになれば嬉しいです。

なんだか真面目に書いてしまいましたが

まぁとにかくこの曲を聴いてくれれば嬉しいなと思います笑


変拍子好きな人に刺さるような曲であれば嬉しいな。


そしていつかライブができるようになった時

ノリノリになれるぐらいまで聴き込んできてください!

1st. EP 『STARTING OVER』はこちらから!


qlaria 優希

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