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2月8日◆段取りグセがある人の、予定通りに事が進まない日

今日は朝から出鼻をくじかれることがあって、どうも予定通りに物事が進まない。

まず、いつになく強烈な眠気に襲われて全く起きられなかった。朝走るつもりでランニングウエアを枕元に置いて寝たものの、どうも体がだるい。そうこうしているうちに犬たちが起こしにきたので、ヒーターを付けて部屋を温め、自分も布団からなんとか這い出た。どんなに寒い日でもランニングウェアに着替えればやる気スイッチが入るのは分かっているので、何も考えずにとりあえず着替えようとしたのだが、ヒーターの前で犬と暖を取っているうちに30分以上が過ぎていた。

それでもウエアに着替えたら、やっぱりスイッチはオンになった。最低限のスキンケアと家事を済ませ、バナナを1本食べ、準備運動をしようと思った瞬間、どうも嫌な予感がした。”月のもの”が来たのだ。私の”月のもの”は到底そう呼べないほど周期がバラバラで、しかも痛みも伴う。つまり、半強制的にスケジュールを変更しなければならない事態に陥ってしまう。

そうか…今日だったか…。

昨日からなんとなくそんな予感はしていたものの、これまで裏切られたことも数え切れないほどあるので、やはり毎回その日が来なければわからない。思わず「ふぅ〜っ」とため息をついた。

私にとってこれは、ものすごくストレスなことだ。なぜならば、常に段取りをつけて動く性分がゆえに、ハプニングへの耐性が低いからだ。

さて、今日は走ることはできなくなった。コーヒーも痛みが増すので飲めない。きっと予定していた仕事も半分しかできないだろう。眠くて眠くて仕方がないし、時々”ドスン”と下から突き上げられるような痛みが来るので、なにしろ集中できないのだ。遅れた仕事は、3連休に取り戻すしかない。

そして、楽しみにしていた明日のプランも変更せざるを得なくなった。隣町にある単館系映画館まで自転車で行こうと思っていたのだが、2日目に片道30分以上自転車をこぐのは多分私の体が喜ばないし、映画上映中に起きていられない可能性もある(泣)。けれども見たい映画は12日までなので、3連休になんとか食い込ませなければならない。平日と違って席はそれなりに争奪戦だろうから、早々にチケットを取っておくべきか。でも万が一雨が降ったら自転車で行けないから、その前に天気予報を…というように、またスケジュール修正のための段取りが始まるのである。こんな時、自分はなぜもっと”今”を見つめられないのかと、ちょっと嫌になる。

ちなみに夫は私とは正反対の性分で、大抵のことが行き当たりばったりだ。私は傍らで、ちょっぴりハラハラしながら羨ましいと思って見ている。けれど、自分はああはなれないこともとっくに悟っている。そう考えると私にとって”月のもの”は、段取りすぎの日常を強制終了させてくれるリセットボタンなのかもしれない。あと数年しか頼れないであろうこのボタン、使えなくなったその時には、感謝の気持ちが芽生えるのだろうか…(笑)

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