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⑥農家さんとの対面と4月のお便り

農家さんとの対面会は今年度もリモートで。発表の瞬間まで親たちはもちろん、子どもたちも農家さんたちも、お互いどんな組み合わせになるのか知らない。みんなの緊張が画面越しに伝わってくる。

久しぶりに見る我が子は毎日長距離を歩くためか、少し締まって見えた。「花粉症の薬を送ってくれ」だの「キャッチボールで眼鏡が壊れたので送ってくれ」だの届いたはがきには汚い字でそんなことしか書かれていなかったので、元気そうな様子がうれしい。

発表が終わり、解散。我が子は最後まで画面に手を振ってくれることはなかった。寂しいのは親だけか?

数日後、学園から封筒が届いた。中には学校からのお便りもたくさん入っていた。学年だよりも週1ペースで発行されていて、満開の桜の下、はにかむ笑顔や、中学の先生が理科の実験を見せてくださる様子を興味深そうに見ている写真、初めてのシイタケの植菌に挑戦する様子などが載っていた。学校生活も充実しているようだ。毎日が新鮮な驚きや発見にあふれているんだろうな、と想像すると、ほおが緩む。

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