川村バナーS

\2019年2月15日‼/「Q学のすすめ vol.2-土地と人の繋がりを編み直す新しい“芸能”のカタチ-」開催レポート!

みなさんこんにちは!Q学事務局の学生インターンほむです。
今回は、2019年2月15日(金)18:00-20:00 永田町GRIDにて開催した
「Q学のすすめ -土地と人の繋がりを編み直す新しい芸能のカタチ-」
のイベントレポートをお送りします!

【目次】
1.Q学のすすめって?
2.ゲスト紹介
3.イベントの様子

1.Q学のすすめって? 

Q学のすすめとは、
Q学では、さまざまな領域・分野の第一線で活躍するプロフェッショナルの生き方に触れ、自分らしく生きるために何が必要なのか、最初のアクションを設計します。これまで全国から300名以上の学生が参加し、地域や専門領域や肩書に縛られない、多様な繋がりをつくってきました。

2.GUEST:川村 亘平斎氏

川村亘平斎さんは、「影絵師/ガムラン奏者」として消えつつある民話や伝説を、日本各地に赴きワークショップや作品制作を通して、地域の人とともに影絵で蘇らせ、その土地と住む人の伝統的な感性を繋ぐツールになる新たな芸能のカタチを発信し続けています。イベントでは、川村さんの学生時代のことから、音楽活動、インドネシアでの修行や各地で行っているフィールドワークと影絵ワークショップのことなど、川村さんの価値観や生き方に関するさまざまなお話を伺いました!

当日のイベントはどんな雰囲気だったのでしょうか???
私ほむが現場の様子をありのままにレポートしていきますよ~!!

3.イベントの様子

<まずは、アイスブレイク!>
どんな学生が集まっていて、みんなはどんな思いを抱いているのかを共有します!18歳から24歳まで、これから新しい挑戦がしたい人、インターンシップに関心がある人、自分の事業を立ち上げている人など、さまざまな学生が参加してくれています!なんと、一番遠いところから来ている人を聞いたら「ヴェトナム」という回答が!?留学生も参加してくれていました!嬉しいです!!

<さあ、いよいよゲストの登場!!....>
と思いきや...不思議な音楽とともに突然のパフォーマンススタート!?

窓の向こうもすっかり日が落ちて、真っ暗な空間にぼんやりと浮かび上がる白いスクリーンからにゅっと現れた手?!
聞き慣れない異国の言葉と音楽が、参加者を異空間に連れ出します。

影絵ってこんな表現ができるんですね!新鮮な感覚でドキドキしました。
...いやあ、それにしても美しいですね~!インドネシアの影絵は、観客が客席(影側)からだけでなく、演者や奏者がいる光源側に周ったり、360度どこから見てもよく、影絵師が表側に出てくることもあるそうです。映った影は死者のもの、実物は生きている人のものとされているんですって。

あれ?!お面をつけているはずなのに、右向きでも左向きでも顔がちゃんとありますね?これはどんな仕組みになっているんでしょうか??私の知っている影絵とは違って、ダイナミックな動き、アート的美しさ・巧みな技に胸が高鳴ってしまいます!

「ちょっとちょっと西岡さーん!何しに来たか忘れちゃったんですかー?(山田)」「踊ってると忘れちゃうんだよなあ(西岡)」
おっと、見るだけではなくて観客との会話も楽しめちゃうんですか!
猿の西岡さんとカエルの山田さん(笑)が、大学生の笑いをかっさらってます!本当に面白い!!芸能ってもっとかしこまったものかと思っていたんですが、川村さんのパフォーマンスは、その場にいるみんなが一緒に楽しめる表現になっています。

え、、、一人二役、、、??裏側には川村さんしかいないはずなのに、これはどういう仕組みなんでしょうか、、すごく気になる!というわけで、影絵の裏側まで見せてもらっちゃいました!大学生が小学生のように興味津々でスクリーンの裏側に回り込みます笑

なるほど~!!こうなっていたんですね!!
(頭に被ったマスクの両側に切り絵のお面があり、片方ずつ違うお面で一人二役をしています!!)そして、そのまま

<川村さんによる影絵の説明&影絵体験♪>
が始まりました。

「光源に近い物体の影は大きく、遠い物体の影は小さく映る」とてもシンプルな仕組みのはずなのに、川村さんのさまざまな表現が創られていて、とても面白いです。

西岡さんと握手!!体験している学生も見ている学生もとても楽しそう!大学生にこんな無邪気な笑顔をさせてしまう川村さんってすごい(笑)

<パフォーマンスを終え、トークタイム!>
川村さんのこれまでの生き方、影絵という表現との出会い、インドネシアでの影絵修行、川村さんの仕事観、自分らしさの見つけ方について、どれもとても発見が多く、貴重なお話でした。

<道のない場所に道を作るのは大変だけど楽しい>
例えば、大企業で仕事をするのは目の前に整備された道があって、そこを進んでいくようなものだと思う。それはそれでいいと思うけど、自分で何かを創って生きるっていうのは、作られた道を歩くんじゃなくて、自分で目の前の草を刈ってさ、道のない場所に道を作っていくわけで、それってものすっっごく大変だけど、でも好きなようにできて面白いんだよね。自分でどこにでも行けるんだって思うと生きることが楽しくなる

なるほどなあって思いました!
今の自分の生き方や仕事に違和感を感じたときに、「自分はどうしてもここにいなきゃいけないんだっけ?好きなところに行っていいんじゃなかったけ?」そんな風に自分に問いかけられたら、選択肢がずっと広がりますよね。

<不安は一生なくならない>
「(自分で創り続けて生きていくのは)不安になりませんか?」

という究極ともいえる問いも会場から!!

「僕ね、やっと最近不安と仲良くなりました!」

と笑う川村さん。そして「不安の根源って結局は死ぬことだと思うんです。不安は一生なくならないんですよ」という言葉が私はとても印象的でした。

不安はいつでもあるし、なくならない不安を恐れて立ち止まるのって、すごくもったいないんだなって思いました!未知の場所で新しい自分の可能性を拓き続けること、好奇心を持って行動することが、自分にできることや人に求められることを増やしていく。そしてその繰り返しの中で「自分らしさ」が創り出されていくんですね。また、新たな価値観が広がった気がします!

今回は、普段あまり馴染みのない「アート/影絵」を生業とする川村さんをゲストとしてお呼びしましたが、川村さんからでないと聞くことのできない、新しい世界を学ぶことができました。何かを創り出す生き方って面白い!ひたすらに面白くて、刺激的で、ためになる2時間でしたー!

川村亘平斎さんありがとうございました!

次回、Q学のすすめは3月15日開催!<地域でつくる仕事のリアル>
です。
地方創生や林業・自然と関わりながら仕事を作りたい学生!
地域のリソースを活用して事業を創りたい!休学をして自分らしい挑戦がしたい!そんな学生の皆さんをお待ちしています。

<おまけ>
イベント後の懇親会も盛り上がりました!

学生が直接川村さんと話したり、川村さんがいつも使用している小道具のレクチャーを受けたりしましたよ!意外とシンプルなパーツで出来ていて、驚きました。また川村さんのパフォーマンスも見に行ってみたいです。


この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?