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エッセイ

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2019年9月の記事一覧

21世紀の詩や小説を巡るいくつかのメモか落書きのようなもの

 21世紀の詩や小説を巡るいくつかのメモか落書きのようなもの。

①21世紀のSNS社会において詩や小説はすでに無効か

②21世紀のSNS社会においても詩や小説はいまだ有効か

③21世紀の現代では詩や小説の機能は他の各種アートやメディアによって代替されている

④21世紀の現代でも詩性(ポエジー)や物語性(ストーリーテリング)への人びとの需要は確実に存在し、現に各種アートやメディアによって供給

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都内のよく行くカフェとバー



 上京してからよくカフェやバーに行くようになった。

 東京には数えきれないほどのカフェやバーがある。学生時代から社会人になった現在まで、色々な店に行ってきたけれど、一回だけしか行かなかった店もあれば、何回も通うようになった店もある。今回はそういったごく個人的に通っているお気に入りのカフェやバーを紹介していきます(ちなみに私はカフェやバーといっても、なんとなくコンセプトのある店が好きなので、今

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スーパー銭湯はスーパー

スーパー銭湯はスーパー

 さいきんスーパー銭湯に行くのが趣味になった。

 私が利用しているのは某チェーンのスーパー銭湯で、初めのうちは施設のシステムや利用する上でのルールやマナーがよくわからなくてとまどった部分も多かったけれど、ちかごろは自分なりにコツがつかめてきて、オリジナルのルーティンもできてきた。もちろん会員カードも作った(入浴料が100円安くなる)。需要があるかどうかは別にして、今回はそのルーティンを紹介したい

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文体についてのスケッチ

 私は文章をデザイン的にあるいはサウンド的に書くことが好きだ。ひらがなとカタカナと漢字のバランスを考えながら文章を書くこと。私は文章を書くときには目と耳のどちらも使っているような気がする。つまり視覚的にかつ聴覚的に気持ちのいい文章を書くこと。目で見たときに文章が気持ちいいこと。耳で聴いたときに文章が気持ちいいこと。私が(何についてであれ)文章を書くときにもっともこころがけているのはそういうことだと

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何者にもなれないけど何者かになりたい

 何者にもなれないとしても何者かにはなりたい。

 私はつねに自分のことを空洞のような人間だと思っている。生活をしていても空洞。働いていても空洞。遊んでいても空洞。友人がいても空洞。恋人がいても空洞。文学を読んでも空洞。音楽を聴いても空洞。映画を観ても空洞。美術を鑑賞しても空洞。マンガを読んでも空洞。アニメを観ても空洞。空洞だからこそ色々なものを感覚や理論として(少しでも)インプットしたいと考えて

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