メチクロ[SF inc. / MHz]「GEEKの呪いとハードウェアデザイン」
メチクロ[SF inc./MHz]
ハードウェアデザイナー / クリエイティブディレクター
漫画・アニメのパッケージや、オーディオ機器のプロダクトデザインなど、「世界観」の強化と拡張を専門とするクリエイティブディレクター。
1974年 -
青森県・恐山で生まれる
1992年[18歳] -
進路未定のまま上京。
高円寺のライブハウスで「ガンプラを組み立てる仕事手伝う?」と誘われ、立体造形工房「BEAGLE」でのキャリアスタート。
「平成ガメラシリーズ」「平成ウルトラマンシリーズ」「平成ゴジラシリーズ」の特撮美術造形や、大手ゼネコンの建築模型、映画館やテーマパークの展示模型など、在籍7年間で累計1000個以上の立体製作に従事。
様々な樹脂を使用するフルスクラッチ彫刻のほか、AUTO CADによる作図と、レーザー切削機[LAZER CAM]をダイヤルアップ回線でつなぎ、立体造形で使い倒すという、当時最先端の製作環境にてスキルを積み上げた。
1995年[21歳] -
韮沢靖氏の斡旋により、世界初のオリジナル造形専門誌「S.M.H. / ホビージャパン」創刊号よりオリジナル造形連載を開始。
メチクロ名義で計18作品を掲載。
2000年[26歳] -
グラフィックデザイナーとしてフリーランス活動開始。
「セックスマシーン / ヒロモト森一 :エンターブレイン」を皮切りに、
漫画のカバーデザインやCDジャケットなどを手がけ始める。
2019年現在までの主な担当作品 [漫画]
「シドニアの騎士 / 新装版BLAME! / バイオメガ / 弐瓶勉 :講談社」
「ハイスコアガール / 押切蓮介 :スクウェア・エニックス」
「SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん/長田悠幸・町田一八:スクウェア・エニックス」
「ぶっせん / 三宅乱丈 :太田出版」など
2019年現在までの主な担当作品 [アニメBD/DVD]
「シドニアの騎士 :キングレコード」
「BLAME! :キングレコード」
「ハイスコアガール :ワーナーブラザーズ」など
2002年[28歳] -
Webサイト「MHz /メガヘルツ」をローンチ。
弐瓶勉/林田球/D[di:]/メチクロ・計4名の簡易ホームページを
集合させるアイデアで、HTMLでの情報発信を開始。
2005年[31歳] -
DJ / トラックメイカーのL?K?Oとオフィスシェア開始。
愛知万博・カナダパビリオンで開催された
[CANADA vs JAPAN LIVE PAINT EXPO]の日本代表をプロデュース。
2006年[32歳] -
「マンガカルチャーマガジンMHz :マガジンファイブ」
プロデューサー・チーフエディター・アートディレクターを担当。
漫画家へのインタビューを中心に、カルチャーとしての「漫画」を独自の視点で掘り下げる特濃なムックをVol.1〜Vol.3まで刊行した。
2007年[33歳] -
株式会社MHz を法人登記
デザイン・編集・イベントオーガナイズ・ECサイトなどをメイン事業とする。
2009年[35歳] -
STUDIO VOICE 400号記念特集「スタジオボイスの時代」にて、高城剛インタビュー&ライティングを担当。
2010年[36歳] -
オーディオ製品のプロダクトデザイナーとして活動開始
DACブームの火付け役となった名機「FOSTEX HP-A8」の他、
「FOSTEX HP-P1」「KOTORI301」など、FOSTEXのオーディオプロダクトデザインを多数手がける。
2012年[38歳] -
「138°E / ワニマガジン」にて、オリジナルフィギュアシリーズ
「9093D」掲載開始。
DJ Teck-
「大友克洋GENGA展」にて、大友氏がDJプレイする際に装着するヘッドギア「DJ Teck」を本人オーダーにて製作。
2015年[41歳] -
LINKIN PARKのMr. Harnと、GOOD SMILE COMPANYプロデュースの変形ヘッドフォン「TOON WORKSHOP THP-01」発売。
唯一無二のトランスフォームを実現したプロダクトデザインを始め、
ブランドに関わる全てのクリエイティブをディレクションした。
PVは、斎藤精一[Rhizomatiks]に総監修を依頼。監督は山田智和。
日本屈指のGEEKが次々と登場する異色のPVに仕上がった。
「Glico YATAI」プロジェクト
Rhizomatiks & Kakato と共に、アートディレクターとして「グリコの変形屋台」の開発を行う。
2016年[42歳] -
株式会社SFに法人名義変更
2016〜2018の3年間、中野のビルに拠点を構え、店舗・ギャラリー・ファクトリーを運営。
独自の視点で編集した展覧会・イベントを開催し、累計1万人強の動員を実現した。
2017年[43歳] -
ZEDD プロデュースのヘッドフォン「Double Zero」発売。
プロダクト&サウンドデザインを始め、ブランドに関わる全てのクリエイティブをディレクションした。
Onkyoとの共同開発により、ZEDDが理想とする究極の音像を完成させた。
BLEラジオ「Hint」
ニッポン放送 x CEREVO x GOOD SMILE COMPANYによる、BLEラジオ「Hint」発売。
クラウドファンディング[CAMPFIRE]にて、30,455,500円の234%ゴールを達成。2016年9月時点での最高支援額を叩き出した。
プロダクトデザインを始めとする、ブランド全てのクリエイティブをディレクションした。
2018年[44歳] -
中野区大和町にオフィス移転
自社業務はMHzSHOP [EC]に集約。催事&展覧会は、池袋西武百貨店を拠点に展開するノマドスタイルに変更。
ニッポン放送とNTTドコモが開発した「意外とわるくないAI」を、DOCOMO Open House 2018にて発表。
AIのチューニングや、企画のプランニングなど、クリエイティブディレクターとして開発に関わる。
2019年[45歳] -
服飾雑貨をメインとする自社プロダクトの累計カタログ数が、400アイテムを超える。サブカルチャーの極北で、デザインとクオリティを追求するアパレルラインを2007年より継続中。
2020年[46歳]-
JAPAN PODCAST AWARDS実行委員会クリエイティブディレクターとして、理念・審査レギュレーション設計、選考委員選定、ノミニー選定、グラフィックエレメンツやトロフィー製作に至る実作業を、2019~2021までの三期担当。
2022年[48歳]-
PROTOTYPE Incの羽田移転に伴うブランディングを担当。
柿落としとなる『SF プロトタイピング展』のクリエイティブディレクション&webデザインを担当。
TECHNO EDGE
『TECHNO EDGE』創刊に伴うアートディレクションを担当。
グラフィックデザインやモーションロゴの制作も行う。