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『レニーとマーゴで100歳』

 最近、頓(とみ)に小さい文字が読みにくくなったので、リーディンググラスというものを手に入れた。もう、老眼鏡とは呼んではいけないのでしょうか。

 さて、そこで初めて知ったのですが、メガネをかけている人が泣きながら本を読むのって、こんなにも面倒なことだったのですね。メガネの隙間からティッシュを滑りこませ、何度涙を吸い取ったことか。

 17歳のレニー83歳のマーゴ友情物語。読み始めは何だかするすると読めなくて、最後まで読み切れるかしらんと思ったのですが、中盤くらいからは一気呵成に読み終えました
 レニーは終末期病棟に入院しているので悲しい結末になるだろうと思い読み始めたのですが、いやはやどうしてどうして。

 83歳になって大きな手術が控えていても、奇跡のような人や環境との出会いによって、こんなことが成し遂げられるかも、新しい人生に踏み出そうとする勇気を持てるかもしれないと思わされました。

 家族で回し読みできる本だなぁと思います。海外では、映画化が予定されているようです。日本だとアニメ化がいいのかな。

 親愛なるジブリ様、いかがでしょうか。


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