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「嵐の夜」の日 10月-Vol.5

そして、ふかえりは、嵐の夜で最も重要な「申し出」を口にする。

「あなたはネコのまちにいった。そしてデンシャにのってもどってきた」

「そのオハライはした」とふかえりは尋ねた。


「こちらに来てわたしをだいて」


気がついとき、天吾は裸になっていた。そしてふかえりもまるっきりの裸だった。

「身体がうまく動かせない」

「しんぱいしなくていい」

そして、天吾は隅から隅までふかえりの中に入っていた。

すべて自然で、当たり前のことであり、日常の一部だった。


パシヴァとレシヴァとの神聖な行為が始まる。

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