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学び編 1 立ち止まることなく 常に学ぶ

立夏の日 大師匠の墓前で 師匠が 語りました

万物は 立ち止まると よどみ 
そこから腐っていく

常に 前へ進むものだけが それを まぬがれる

常に 変わり続けるものだけが それを まぬがれる


時は 止まらず 環境は 変わり続け 足場は 必ず崩れる

常に 多くの選択肢を持つものが それを まぬがれる

常に 器を作り変えていくものが それを まぬがれる


無限に 変わること

無限に 変わるために 学び続けること
無限に 学び続け 器を作り変えていくこと

無限に 道を多様に 拡げていくこと

無限の更新 こそが 学びの 本質


無限に 学び続けるためには
個 と 全 が 円環となり
澱みなく にごりなく 
一つの流れを 奏でる


個の学び と 全の学び

それは 独立したものではなく
陶然と 一体になった 大きな道

弟子の学び と 師の学び

それは 別々なものではなく
陶然と 一体になった 大きな道
道の学び と 場の学び

それは 別々なものではなく
陶然と 一体になった 大きな道


立ち止まることなく 常に学ぶ

個は 技を追求し
全は 芸を伝承する
それが 真摯に 道をつなぐ 行い


立ち止まることなく 常に学ぶ

個は 全に流れ込み
全は 個を巻き込む

それが 真摯に 道をつなぐ 行い


立ち止まることなく 常に学ぶ

その時 互いに激しく 創発する

その時 多様な道に 分離する

それが 至芸の追求

それが 技芸の伝承 

それが 真摯に 道をつなぐ 行い


そして 大師匠への拝礼の番が 私に まわってきました


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