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誰だ、ロシアが寒いっていったヤツは?!~8

20180624:馬刺し

今日はグループリーグ2戦目セネガル戦。
深夜に到着した後発組が合流し、エカテリンブルクまで約4時間のバス移動。もうおなじみポリスチェックも度々あり。ヨーロッパとアジアの境界線の街へ。
エカテリンブルグを本拠地とするFCウラル・スヴェルドロフスク・オブラストというチームがあり、宿泊したチェリャビンスクのホテルの小さなお土産コーナーで、たった一枚売っていたTシャツをみつけたので、ちゃっかり買っておいたことは言うまでもない。

大型バス4台で移動してきたサポ村一同は、1905年広場のレーニン像前に大集結。
軽く100人越えの日本人サポーターに地元の人たちも、試合観戦に来た他国サポーターたちも、一緒に写真を撮ってくれ攻撃。
長らくわいわいやっていたが、お昼を食べに道路向かいのショッピングモールへ。
ここにイイヅカさん合流。イイヅカさんは個人でロシアワールドカップに来られている強者の一人。O-60の御大ながらそのアクティブさには脱帽する。

食後に歩いてスタジアムへ。スタジアムまでは約2km。
途中楽器を派手に吹き鳴らすセネガルサポの団体とも遭遇するが、コロンビアのように数は大量ではなく、日本人サポの方が多いくらい。途中、イイヅカさんが熱中症っぽい症状になり、それに合わせてゆっくりと進む。誰を警護していたのか、SPらしき人たちにも遭遇した。

エカテリンブルク・アリーナに到着。両ゴール裏に鉄骨の骨組みがむき出しの仮設スタンドが大きく張り出す。観客収容人数を増やすために仮設スタンドを建てることで座席数を確保。
でも、個人的には2002年に神戸ウィングスタジアム(現ノエビアスタジアム神戸)を最初に見たときの方がインパクトがあったな。

スタジアムに入るためのセキュリティチェック。初戦と同じように日本のみんなからのメッセージの入った日の丸を背負っていたんだけど、これが気になったらしく別室へ。
「これはなんて書いてある? これは?」
てな感じのことを繰り返すが、こちらも日本代表を応援するメッセージだと言い返す。
相手も英語がデフォの言葉でないので、通じないこともあり、お互い困っている感じ。

で、ここで思い出した。トランスレータ持ってたわ。
ロシアに来るにあたって、ロシア語を勉強していった。キリル文字はほぼ問題なく読めるようになっていたものの、ブラジルの時のポルトガル語と違い、会話に関しては勉強不足が否めなかったため、今回秘密兵器を導入。
POCKETALK(https://pocketalk.jp/)、63の言語で双方向のコミュニケーションが取れるという優れもの。
初めてここで役に立った。これでちょっぴり説明したら、開放してもらえた。備えあれば患いなし。

スタジアムの中に入ってスタンドを見ると、スタジアムの屋根より上に張り出しているスタンドはやはり異様な光景。一番上まで登ってみたかった。



試合は初戦と同じメンバー。
左サイドの長友が、何度かぶち抜かれる中、右サイドの酒井は安定。
しかし、川島のミスで失点。不用意なパンチング。ここはキャッチかもしくは弾いてコーナーに逃げるか。とはいえ、その後は安定していたと思う。

試合は川島の判断ミスで1失点したものの乾のゴールで同点。
二つ隣に座っていたスパルタクサポ大興奮、こちらにダイブしてきた。
でかい図体で飛んでくるんじゃねーと思いつつ、落ち着けとなだめる。
このスパルタクサポのサーシャ、試合開始当初から日本を応援しているようだったので、ハチマキをあげると大喜びで、つたない英語で「日本のサポーターは素晴らしい、いろいろ教えてくれ」とコールごとに質問攻め。
「あのコールはなんて言ってるんだ?」「ニッポンと言っている」というと「ニッポンってなんだ?」「ニッポンは日本語でジャパンのことだ」うー、日本語で書くとわけわからないが、どうやらロシア人にとって「ニッポン」という発音が難しいのか、教えた後も「おー、ジャパーン、ジャパーンジャパーンジャパーン」とコールしていた。

後半になるとサーシャはゴール裏に行ってくると言って去っていったが、嵐のような奴だった。
ちなみにサーシャのダイブから救ってあげた両隣のロシア人の少女も日本を応援してくれていたので、ハチマキをあげると、とても喜んでくれた。

後半に入ってもいくつか決定的なチャンスがあったのを決めきれず、逆にサイドからのクロスをセネガルに決められてしまう。
幸いなことに岡崎と本田投入後、左サイドの乾のクロスから岡崎がゴール前で潰れて、本田が決めてくれて2-2のドロー。采配が当たり、何とか勝ち点1をもぎ取った。


再び長時間バスに揺られてホテルへ帰還。
ホテルに到着したのは深夜になったが、そこから勝ったわけではないが勝ち点をもぎ取ったということで祝勝(?)会。
メインディッシュはイサムちゃんが密輸(?!)してきた馬刺。調理用バサミをドラゴンに調達をお願いしていたらしいが、ドラゴン現れず。で、急遽持っていたデザインナイフで馬刺しをで捌く。
とてもうまかったよ、イサムちゃん。



その後、時がたつにつれ人が減っていく。
ドイさん、添乗員ツノダさん、タキモトくん、最後まで付き合ってくれてありがとう。
なかなか珍しいメンバー構成で朝まで飲み明かしたのは、とても楽しかったよ。

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