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誰だ、ロシアが寒いっていったヤツは?!~6

20180622:うまのクソ!

まさかロシアに来て、朝練をするとは思わなかった。
しかし、サッカー少年ソラくんが「蹴りたいっ!」というなら参加しないわけにいかない。
とはいえ、夜中まで飲んでる大人たちも多いので、参加者は昨日ほどはいない。
それでも、朝食前に楽しくボールを蹴れた。

朝食後、ホテルから徒歩5分のところにあるヴェルニサージュへ。
中に入る途中で、これから結婚式なのかウェディングドレス姿の新婦もいたりして、いったいホントにここは市場なのかと疑いたくなるぐらい、見た目がハデハデな建物。

ここはロシアの民芸品が集まる市場なんだけど、行った時間が早すぎたのか、ほとんどの店が開いていない始末。
とはいえ何軒か開いていたお店に入り、マトリョーシカなどのお土産をゲット。
種類が多いし、何よりも安い。

ヴェルニサージュ

で、次に目指すはサッカーショップ。
前日にトロイカカードは入手していたので、パルチザンスカヤ駅からアルバーツカヤ駅へ、そこで9番線に乗り換え、トゥルスカヤ駅へ。
9番線は東京でいうと南北線って感じかな。

あ、トロイカカードというのは日本でいうパスモみたいにチャージして地下鉄に乗れるカード。
ただ、チャージは日本のように券売機ではなく、チャージ受付のオネーサマに「この金額チャージしてね」とお願いすると、不愛想ながら、サクサクチャージ。
不愛想に見えるのはロシア人デフォだけど、受付ネーサン仕事はできる。

トゥルスカヤ駅から徒歩5分。
雑居ビル的な建物に「ここでいいのか、いいのか?」と疑いつつ Google Map を信用するしかないので、奥へ奥へ進んでいく。
服を売ってる店やスポーツショップ、モスクワで流行っているのか、キックスケーターの専門店らしき店。

ウロチョロすること約5分。

ようやく見つけたよ、こじんまりとした店の中にユニなどサッカーグッズがいっぱい。
ワシワシ物色していると、アサヒご一行と遭遇。
さすが、しっかりこういう店は押さえるのね。
ともあれ、レッズユニっぽいスパルタク・モスクワのユニと、U-19代表とカザンで練習試合をしたというルビン・カザンのユニを購入。
大満足でお店を後にする。

トゥルスカヤ駅の駅ビル(?)内のフードコートで昼食後、地下鉄駅巡りに。
トゥルスカヤ駅からドブルイニンスカヤ駅で5番線に乗り換える。
5番線はモスクワの環状線。
4分の1周ほど乗りキエフスカヤ駅へ。
夕方からディナー&クルーズの予定があったので、ここから帰り道がてら3号線沿いに巡っていく。

まずは、キエフスカヤ駅。
ロシア民族をテーマにした装飾がずらり。
白い大理石の壁に囲まれたホールの天井にモザイク画が描かれている。

キエフスカヤ駅

アルバーツカヤ駅の高い天井はドーム型で、レリーフ装飾とシャンデリア。
丸みを帯びた壁や柱、クリーム色の光がいい感じの雰囲気。

アルバーツカヤ駅

昨日じっくり見損ねた、プローシャチ・レヴァリューツィイ駅。
数多くの銅像があり、最も有名なのは国境警備隊と犬の銅像。
犬をなでるといいことがあるらしい。
うちの近所の北野神社のなで牛みたいなものか。
レフ・ヤシンっぽいサッカー選手の銅像もあったので、なでておいた。

エレクトロザヴォーツカヤ駅は電気工場駅。
その名のとおり、駅の天井は電球がずらりと並ぶ。
柱のレリーフは作業員っぽかった。
この駅の名前を読んだ時に、電人ザボーガーを思い出したのは言うまでもない。

エレクトロザヴォーツカヤ駅

と、巡ってパルチザンスカヤに戻った。

オプショナルツアーのディナーはまさかのヴェルニサージュ市場の中。
ビールが飲めないので、クルミのウォッカをチビチビ飲んでいると、周りの人がみんなして自分のクルミのウォッカを回してくる。
ま、全部飲んだけどw

これだけの大人数で地下鉄移動。
パルチザンスカヤからクールスカヤで乗り換え、パヴェレツカヤへ。
乗り換えごとに「降りまーす」「乗りまーす」と添乗員ツノダさんが大声で叫ぶ。
団体移動は大変だね。

駅から船着き場までそこそこ歩く。
今日の昼間の気温が30度近くあったせいか、この時間になっても気温が高く「クルーズは風が強く涼しい」
といわれ持ってきた長袖が邪魔で仕方がない。
結果的にこの日、長袖の出番はなかった。

モスクワ川クルーズ。
そこそこ大きいクルーズ船に乗り込む。
天気もいいので当然、外の席に。
船のスピードが上がるにつけ、強くなっていく風が気持ちいい。
同じ建物でも川の側からみるとまた違った趣があり、とてもいい感じ。
それも徐々に日が落ちていく黄昏時な感じがまたいい。

約2時間のクルーズだったのだが、ほぼ目の前でずーっとイチャイチャしていたロシア人っぽいカップルがいた。
そして、場の雰囲気をとっても和ませていたというか、ぶち壊していたというか、後半、長時間にわたり響き渡ったヨウヘイちゃんの「うまのクソ!」という子供たちと興じる歌声。
まさか、ラブラブカップルは自分たちの空間を台無しにするような歌が歌われていたことには、まったく気づいていなかっただろう。

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