甘える、ということ。
「甘える」と聞くと、幼い子供が親に甘える様を思い浮かぶだろう。
私は子供の頃よりも今の方が甘えているのではないか。なんて思ってしまっている。
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私は子供の頃、兄であることを求められていたと思う。
妹がいたし、従兄弟もみんな年下である。
一番年上の子供であったため、親を困らせないように、気を遣っていたと思う。
妹が仕事に行く父を追いかけて泣いているのをみて、少し「いいなぁ」と思ったことがあった。
私も、親が仕事に出掛けていくのはさみしい。素直にあんな風に言いたい、と思ったのかも。
わがままは言えないし、逆に妹や従兄弟のわがままを聞いてあげる。
親が落ち込んでいれば、となりにいてあげることもあったが逆にやつあたりされることもあった。
そんなこんなで、子供の頃、甘えるなんてことはしてこなかったかも。
中学生や高校生になったら、勉強に、部活に忙しくなり、それどころではなかったのだけれど。
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そんな私が、初めて明確に「甘えたい」と思ったのは、大学生になってから。
当時初めて好きな人とお付き合いしたとき。
二人で時間を過ごしている時。突然だった。
膝枕したい。甘えたい。撫でてほしい。と急激に強く感じたのである。
でも今まで甘えたことがない私は驚きを感じ、素直に表現できなかった。
結局、甘えたいという欲望が私の中にはあったのである。
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そして、今。
旦那に甘えまくりである。甘えたいという欲望をぶつけまくりである。
かなりうっとうしく思われているが。
全くめげないのである。
またそれに幸せを感じている。
と、まぁ、スキンシップとしての甘えもあるのだが、仕事上での甘えもある。
一人でやりきることがなんでもできるなんて思い上がってはいけない。
お願いしまーす。助けてくださーい。ここわかんないでーす。と助けてくれる人に甘えることも大事。
一人で無理にがんばるより頼ってしまった方がいいときもある。
責任感をもって、「わたしがやります!がんばります!」もよいのであるが、結局手詰まりになってしまうこともある。
なにより、抱え込んで辛くなって挫折することになることがこわい。
誰かに頼って誰かの意見を聞きながらやることで失敗しても自分のせいだけじゃないですよ、組織的に決定してやったことですからね。と逃げる意味もある。
とは言いつつ、私は誰かに助けを求めたり、教えをこうことが苦手。
それで、かなり前職で苦労した。
だから、何でも相談、まわりに聞くようにして、周りの助けに甘えられるように心がける。
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甘える、は悪いことじゃない。
仕事でもプライベートでも甘えてゆとりを持つのもいいじゃないか。
甘えん坊、万歳
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