フットケアで高齢者の健康を守る

介護施設の中には健康管理のためにフットケアを導入しているところもあります。フットケアはオマケと考えている人が少なくありませんが、実際のところ足は健康のバロメーターと言われるように、重要な役目を果たしています。

健康状態は足に表れやすいので、定期的なチェックが欠かせません。介護士が高齢者のフットケアをするときは、洗いながら異変をチェックしてあげてください。高齢者の身体は変化しやすいので、昨日と今日の異変に気づくことが少なくないでしょう。

フットケアを怠っていると、足の状態が悪化していても放置する原因になりかねません。例えば、むくみがひどくなってくると、靴が合わなくなるケースがあります。むくみは男性より女性に多く見られ、筋肉量が少ないこと、基礎代謝が低いことなどが関係しています。

特に女性は身体に水分を抱え込みやすく、むくみや冷え性を招きやすい傾向にあります。冷えは身体から体温を奪ってしまい、免疫力の低下につながります。高齢者の健康を守るためにも、フットケアはなるべく毎日実施することをおすすめします。

介助が必要な高齢者は、毎日の入浴が難しい場合もありますが、フットバスなら気軽に行えます。足浴であればくるぶし程度までの温浴になるため、全身浴と違ってのぼせる心配がありません。足浴では全身の洗浄はできませんが、温浴作用は全身に及びます。

慢性的な不調を訴えている高齢者は、冷え体質になっているケースが多いです。冷えを取り除くという意味でも、足浴を含めたフットバスを活用しましょう。そして足浴後は、保湿液やクリームなどで角質の乾燥を予防することが大事です。フットケアをする際の注意事項や、役に立つ資格等に触れたサイトがあったので、リンクを貼っておきます>>>[高齢者にこそ適切なフットケアを]