きみの合格点は何点?
どーも!元プロテニスプレーヤーのくろだゆうかです。いまはテニスのコーチや大会を作る仕事をしています。
さて今日は「満点を取りにいこうとしすぎていないか?」というお話。
みんなは勉強でもスポーツでも自分の合格点は決めていますか?満点(完璧)じゃなきゃ合格点を自分に与えないという人は超ストイック人間。超ストイックでも成功できる人はたまにいますが、メンタルが継続できずになかなかできません。
では、みんなは何点くらいを合格点にしていますか?
パレートの法則
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートという人が見つけた法則でパレートの法則というものがあります。
80点とるのに2割の時間で費やせばよいが、残り20点高めるためには8割の時間がかかる。言い方をかえると100点とるためには80点の仕事を終えたところからさらに4倍の時間がかかるということ。
さて、みんなは試合などでどれくらいの出来があれば勝てるのかと考えると思います。練習の100%が出せれば勝てる試合なのか、80%出せれば勝てる試合なのか・・・?
80%のできで合格点としたら、20%の小さなミスや失敗は許容範囲になります。しかし100%としたら、些細なミスのことを引きずりかねません。
6割の失敗は許してやるわ
イチロー選手の活躍はみなさんよく知っていると思いますが、イチロー選手は
「僕は決して『打率4割』とは言わないんです。6割の失敗は許してやるわ、と。いつもそう言っているんです」ということばを残しています。
このイチロー選手のことばからも失敗やミスに対しての考え方が伝わると思います。
どの競技ももうすぐ夏のインターハイや全国大会の切符をかけた予選大会がはじまります。10回やって10回勝てるほど簡単な予選大会ではないと思います。でも自分の合格点(目標とする成績)は何点くらいのパフォーマンスができれば、その合格点にたどり着くのか?すこしイメージしてみるといいかもしれません。
合格点のパフォーマンスを出しても、目標とする成績にたどり着かなかったら、対戦した選手を褒め称えることが大切だと思います。直後は悔しさでいっぱいになるかもしれません、でも全力を尽くし最善を尽くして勝負したのなら、後悔はないと思います。
さて、みんなは自分の合格点は何点に設定しますか?
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