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日本人に足らないのは着想だけ。Web3は世界の終わり。

なんで日本以外の国のメシはまずいのか?
真剣に悩むことがある。

気配りがないとか、気候の変化がないとか、派手好きとか、いろいろな文化背景があるのだろうが、「海外メシまず」問題は本当に困ったものである。

日本人は外国のことを十把一絡げに「海外」と言い切ってしまうし、アメリカとヨーロッパのことを「欧米」と一括りにするが、的は得ている表現であると思ったりする。海外から見れば失礼な話である。
先日も「あーゆーチャイニーズ?」と聞かれて自尊心が逆撫でられた。

日本以外は、プログラミングを学んでエンジニアになるのはエリート大学卒のみ、教養にお金と時間をかけるのは日本人のみであると過去記事に書いたが、これとメシまず問題とは関連性があるのかもしれない。

先日のトルコもそうだった。
せっかく、林さんが高いご飯をご馳走してくれたのに、
まあ、そんなに大したことないわけである。

「トルコの料理はどうだった?」と聞かれる。
「そんなうまくなかったよ」と答えると、「やっぱり」と返ってくる。

トルコで、トルコランプを買った。
ハンドメイドで一万五千円。
店主は「手作り」を強調するが、作りが大雑把なのである。
空港ではトルコランプが五千円で売っていた。
おそらくメイドインチャイナとかの大量生産品なのだろう。

その時に思ったのは、「フランフランとかニトリで十分じゃないか」ということだった。海外に行って参考になるのは、デザインとか色使いとかである。
それを写真にとって、日本の作家さんに依頼した方がいいと思った。

さて、本題。
師匠がインタビューでとっても面白いことをしゃべっていた。


アメリカ人の少年を博物館に連れていくと、説明板の内容を全て読むことができる。それに対して日本の少年は、読むことができない。
英語は26文字だけなので、エントリーコストが異常に低いということだ。

プログラミング言語でいうと、英語はさしづめ「Python」、日本語は「C言語」というところか。

だから、新しい概念は英米人の方が早いし、啓蒙も楽である。
英語が帝国主義で席巻したのもこれが理由である。

つかみは向こうは早いが、所詮ハンバーガーとフィッシュ&チップスの世界。奥行きがないわけである。

「男はつらいよ」で満男が寅さんのことを、
「おじさんは楽しいだけで奥行きがないんだ」と評したが、英米人はこれである。

昨今の日本人気は、この「奥行き」に海外人が気づきはじめたのだろう。

師匠はインタビューで、「英米は恐るに足らない」と言っている。
俺もそう思う。ただ着想力が乏しいだけなのである。
向こうの奴らだってほとんどがバカで、一部の人がぶっとんでいるだけだ。
日本人の底力は、万民が美味しいメシをきちんと評価できる感性と教養を持ち得ているということである。

そうやって考えるとドバイやシンガポールに住むことは、お金を守るにはいいが、センスのない国でボケ老人になってしまうリスクがある。
というか、マジで楽しくないんじゃないかとさえ思う。

CO2問題とかSDGS関連は、最初にサイを振ったのは欧米諸国であるが、自分の首を絞めたようである。

それと同様なことがWeb3で起きている。
ハイコンテクストなお題を出してしまったもんだから、もう立ち行かなくなってきている。Web3という調理器具があっても、ハンバーガーしか作れないんだったら意味がない。
難しすぎた概念と知った奴らは、またお題を変えてくるだろう。

先日の記事でも書いたが、トークンエコノミーは、経済非合理性の面白さがポイントだったりするが、経済合理性だけしか理解できないフィッシュ&チッパーズにはわかるわけがないのである。

かつて、日本を戦争に突入させたのは奴等である。
ABCD包囲網にビビった先輩たちは、間違った選択をした。

しかしながら、その選択は日本的には間違っていても、世界的には「正解」だった。戦後まもなく、400年に及ぶ植民地支配が解放されたからである。

サイを振ったのは向こうなのに自滅したのも向こうなのだ。
だから、我々、日本人はどんなサイコロを振られても、マイペースでやればよい。お茶漬けに載せる具を変えるぐらいのものなのである。

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