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昨年初めから始めたYouTubeがようやく1000登録になり一息ついたので、新たな試みをしてみようと、noteを始めて見た。

実はnoteの創業の前に運営会社の加藤さんと会食したことがあり、またiPhoneアプリ界隈で深津さんとも古いお付き合いなのであるが、どうもnoteの敷居が高かったのである。

しかし、youtubeを始めてみて、起業家の友人との対談動画はなかなか視聴者が集まりづらいことを知った。どうやったらみんなに知ってもらえるか。

そうだ、その人とのこぼれ話を人の集まるところで、執筆してみようと思ったのが率直な動機だ。

そこで色々と過去動画を見ていたら、村井さんの動画がとても面白かったのだ。タイトルにあるとおり、あのスーパーマン起業家の村井さんが苦悩を話している。しかも前向きな感じでしゃべってるのだ。

起業家は遠洋漁業のようだ。いきなりマグロの大群がくる。それまでは全く釣れない日が続く。

真田さんが「10年に一度ビッグウェーブが来る。それまでは積極的に冬眠する」なんて言っていた。

ただ遠洋漁業と違うのは、起業家というのは苦悩の日々が続くということだ。漁師はマグロの大群が来るまで呑気に構えればいいのだろうが。
そんなことを村井さんの動画を見て思った。

村井さんとの出会いの前から、村井さんは俺のことを知っていた。

というのも、彼の会社の部下の森垣くんや、村井さんの実妹さんが、「平日夜の粋な勉強会」によくやってきており、それを知っていたというのだ。

どこで村井さんとあったのか忘れたが、「藤永さんのおかげでAPPBANKができたようなもんです」と言われたのは覚えている。彼らしいリップサービスだが、当時、俺がモバイル業界の仲間たちを森垣くんに紹介して、彼はその人脈を駆使して売上を上げていたのだという。

彼らの会社GT-Agencyは、当時、占いサイト用のコンテンツを月額3万円で売っていたのだが、あとで「飽和状態になっている業界こそ、価格破壊で美味しいビジネスができる」と村井さんが語った言葉は今だに思い出す。

このビジネスモデルは、テックジムのビジネスにも影響を与えている。

そういうわけで、GT-Agencyは莫大な富を築き上げ、APPBANK創業の軍資金になったということだった。

実は、テックジムの創業は、APPBANKにも遠因がある。
APPBANKとのとある提携話があり、それで2度目の創業した会社は飛んだ。

飛んだからこそ、出会えた中村とテックジムを作れたからだ。

当時は、村井さんのことは勝手に憎んでいたが、今は村井さんのことを勝手に感謝しているというわけだ。

ただ、それが原因で、2019年まで不眠症が続いていた。酒がないと寝られない。そんな時、酔っ払った勢いで、村井さんに「森垣くんと会いたいのですが」とメッセを送っていた。森垣くんはFBで繋がっているし、なぜ直接連絡しなかったかも謎だし、なぜ彼と会いたかったのか、真意は酔っ払っている俺のみぞ知るというわけだ。そしたら村井さんからすぐに返事が来て、朝気づいたら、もう日程まで決まっていた。

渋谷で三人で再会した。どうやら村井さんも横領事件からのバッシングで酒がないと寝られない日々が続いているという。こんな話をしているうちに、昔のわだかまりは溶けていった。

そもそも、彼は「マックスむらい」の収録に投入していて、提携話のこじれは当時の社長との仕事上でのトラブルであって、まあ、村井さんを恨むのもお門違いな話だったのである。

それから約半年後、この対談動画を撮らせていただいた。

コロナが始まった時だ。
リアルで講座が開けない。だったらオンラインで開催しよう。

授業は動画で録画したら復習用にもなる。
せっかくやるんだったらYouTube番組もはじめちゃおう。

かつての「いきべん」みたいに、起業家の話を収録したらどうだろう。

こんな感じではじまったのが、「みんなのグラさん」(旧名。フーテンのグラさん)である。

動画では「僕はビジネスを失敗するなんて考えたことはない」といって、村井さんが苦悩している。それでも、村井さんの表情は明るい。何かを企んらんでいるはずだ。スーパーマンがこれで終わるなんて、俺も認めたくない。そう思って会談をしていた。

それから数ヶ月後に、勝又さんと菅澤さんと村井さんと四人で、今度は赤坂見附で飲んだ。その時の村井さんは「SDGsこそ今度のビックウェーブだ」と語っていた。

現在、村井さんは原宿で、スイーツショップ「友竹庵」をやっているそうだ。
また折をみて、お会いできたらと思う。

次のエントリーでは、チャンネル登録1000達成までの道のりや、やるべきこと、やっても意味ないことなど、書いてみることにする。


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