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板橋のグーグル。板橋の姉さんの話

youtubeの対談動画で一番視聴者回数が多いのが板橋のねえさんの回である。姉さんと言っても実姉ではない。そもそも俺に姉貴はいない。

なので「姉」という字を見ると「柿」なのかわからなくなるほどだ。

なぜ姉さんと呼ぶのかというと、ケンちゃんがそう言っているからだ。
ケンちゃんとは恵比寿の中西の店(ビストロダルブル)で出会った。
そこから「リザーブストック」を知り、姉さんと出会った。

ケンちゃんも姉さんも早稲田出身だった。
当時、俺は十条のアパート「ハイツ渡部」に引き篭もっていた。

渡部さんは早稲田の先輩で、トラ(飼い猫)の面倒を見ることを条件にアパートの一室をあてがってもらった恩人である。
そのアパートは現在、再開発で消えている。

十条生活ではラーメン屋の「流」によく通った。
姉さん家は歩いて10分くらいなので、ちょくちょく遊びに行った。

いろいろ人生やらかした後のタイミングだったから、姉さんからは色々とカウンセリング的なものを受けた。

その一つが、仕事から積極的に離れろというものだった。
寄り道をするとか、あてもなく旅してみるとか。

仕事でしくじると、時間ができる。その時間で何かせねばと焦る。
こんな繰り返しから、「もういいや」と遊んでみることにした。

こんな風に40代になって、無駄な時間をあえて過ごすようになった。
興味がないこともやってみるとか。損得勘定で判断しないとか。
最近では遅刻されても全くイライラしなくなった。

どうせ爺さんになったら暇になる。
いつ暇が来ても大丈夫なように抗体ができたかと思う。

タモさんは、毎日どこかを散歩しているらしい。
俺も休日はどこかを散歩している。

どこかでバッタリ会って、「先輩お久しぶりです」と言ってみたい。


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