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真紅の薔薇に隠された物語

時折、花を買って帰る。

駅近くのフラワーショップの前を通り過ぎる際に足を止める。

一際目を引いたのは、吸い込まれそうな真紅の薔薇でした。

その名も「サムライ08」

花の美しさはもとより、名前に惹かれて1輪買って帰りました。


サムライ08


ジャパンフラワーセレクション2009-2010にて、

最優秀賞の「フラワー・オブ・ザ・イヤー」を受賞している品種なのだそうです。

販売開始年が2008年ということですから、08はおそらく2008年に由来するのでしょう。


その紹介のサイトでの「審査講評」です。

ビロードがかった深紅色の大輪のバラで、巻きが厚くて弁質も非常に良い。花色は、長年バラの代表として使われ、現在でも生産量が最も多い「ローテローゼ」によく似ている。近年の趣向の多様化に伴って様々な赤バラが流通するようになっているが、「ローテローゼ」を超える赤バラはこれまでなかった。しかし、サムライ08は、その優れた特性により、これにとって代わる可能性を大いに秘めた品種である。移りゆく時代とともに、次世代の新しい主役の登場を感じさせる品種である。

消費者に向けての推奨ポイントが

深紅の花色と華麗な花形の大輪花がエレガントで美しい、格調高い一品。その優美な花姿は、”サムライ”の内に秘めた激しい情熱を思わせる。花保ちに優れ、家庭でも永く楽しめる。フランスのバラの名門・メイアン社が、日本人の「サムライ・スピリット」に敬意を表して作出命名した最新の赤バラ品種。

とあるのですが、

バラの名門「メイアン社」というところがあり、そこが産みだした薔薇なのだそうです。

薔薇の名門。

知りませんでしたが、1850年創立の会社で(今年でなんと創業170年ですね!)自らの会社を「バラの創造者および生産者」と称しているらしいです。

花持ちがよいということです。しばらく楽しめそうです。

たまたま買ってみた1輪の花に、知られざるストーリーがありました。


おわりに

サムライ08

数ヶ月ぶりでしたが、花を部屋へと飾りました。

ベルベット調の花びらがギュッと詰まって織りなす佳麗さが素敵です。

1輪あるだけでも部屋が華やぎますね。

再び「花のある生活」にして、心を晴れやかに。

と思いました。


おしまい

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