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アメとモチ

おそらく目にしたことがないという方はいらっしゃらないであろう『ボンタンアメ』。

全国津々浦々、様々な場所で販売されています。

こちらは『兵六餅』と並んで鹿児島が誇る銘菓です。

両方とも召し上がった経験がおありの方ならご存知の通り、どちらもオブラートに包まれたなんとも表現の難しいグミのようなキャラメルなような、でもどちらとも異なる、ただ、『ボンタンアメ』と『兵六餅』は似ている食感であるわけです。

しかし、ふと気づけば、かたや『アメ』であり、一方は『餅』というのですから、「どっちなんだい?」となかやまきんに君ばりにツッコミたくもなるものです。

その素朴な疑問を実際に製造メーカーへと訊ねた記事を見つけました。

すると『ボンタンアメ』と『兵六餅』の深い歴史を知ることが出来ました。

そもそも『ボンタン』とは、はじめに日本へともたらした中国の船の船長の名前に由来するということから始まり、『朝鮮飴』がアイデアの源泉であったこと。

かたや『兵六餅』は、あの兵六のパッケージに対して、なんとGHQがクレームをつけた歴史があったことにも驚きました。『刀』と『ふんどし』に理解が示されなかったというのです。

いやはや長く親しまれている銘菓には、知られざる歴史があったのですね。

かつて子供の頃、このオブラートを綺麗に剥がそうと挑戦していたことを思い出しました。

そんな想いに耽っていると、この『アメ』と『モチ』を久しぶりに食べたくなってきました。

皆様も南国へと想いを馳せて一粒いかがでしょうか。


おしまい


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