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大量断捨離敢行 【pirokichi Books】
蔵書の新陳代謝をすべく数ヶ月前から手放す本をプラケースへと分類していましたが、遂に買取に来て貰いました。
以前の記事にて、意気込みを踏まえてこの断捨離の決意表明をしておりました。
買取までの前処理その1
〜どれだけ手放すか〜
まずは闇雲に手放すというわけにもいかず、どれだけのボリュームの本を減らさねばならないかを考えました。
そもそも、書棚に入りきらず、はみ出た本をプラケースへ入れておく保存状態が長らく続いていました。
しかしそれは所有しているだけで、ケースに入っているとそうそうのことでは取り出して読むことはありません。
どっかすると本の存在自体を忘れてしまうこともありました。
それでは所有していても維持費だけが掛かるので意味がない。というわけでケースにいれることをやめようとしたのが数年前のことでした。
よってケースに入っていた書籍から必要ないと思えるものをそのままケースにいれたままとし、残したいものを本棚か床に暫定的に置いておりました。
買取までの前処理その2
〜生まれたままの姿に〜
昨年からの在宅勤務の増加により、仕事に関する資料が家へと多量に運び込まれることになり状況はさらに渾沌として参りました。
床に平積みされた本のタワーが摩天楼が如くひしめき合い、本棚はスペースというスペースが本で埋まっており、本の出し入れが容易ではなくて目的の本を探すために他の本に触れている時間が長いようにも感ぜられました。
そういうなかで選ばれた、つまり断捨離が決まった本は、そのままというわけには参りません。
私は本への書き込みはしないかわりに、気になった箇所に付箋紙を貼り付けていきます。
手放す本は、その付箋紙を剥がし、買った時に貼られたままの商品管理用のシールや古書店の値札シールも剥がします。
付箋紙はもっぱらダイソーの数ミリ幅の細いものを使用しています。この付箋、3Mなどさまざまな文具メーカーのものなど試したのですが、文字幅との兼ね合いが最もダイソーが向いていたのです。どうやら本好きの方のお話などみると、結構このダイソーの付箋紙が人気なようです。
大量に付箋紙を剥がしながら気づいたのですが、ダイソーの付箋にもロットがあるようで、剥がした後に僅かに糊が紙面に残る物があるらしいことがわかりました。
剥がしたページ同士がくっつくので、なるだけ糊のないロットにしたいものです。
買取当日〜新たなる人生〜
プラケースに入れていた本を出して、文庫、新書、単行本と種類に分けて積み上げました。下記の写真がその様子です。
買取業者の方がやって来ました。
最初に書き込みがあるかなどの状態を確認してから、バーコードを手際良く読み取っていました。
バーコードのない本は、いわゆる「目利き」でもって価格をつけているそうです。
買取業者のつぶやき
作業中、お話しを伺いました。
多くの方が家で時間を過ごしている今、お仕事がとても忙しいようです。
理由としては、家を片付ける方が増えているからだそうです。
では「嬉しい悲鳴」なのではと問うと、そうではないらしい。
状態良く保管されている訳ではない、物置などに放置されている値段のつかないような書籍の買取依頼が多くなっており、引き取ったはいいが商品にならない本によって会社の倉庫が埋まってしまう状態であり、決して利益に繋がっている訳ではないそうです。
ところで本は生涯でおおよそ3〜4人のオーナーを渡り歩くそうです。
私も読まないと判断した本達に別れを告げました。新たなオーナーの下で活躍して欲しいです。
新たにできたスペースへと、床に積まれて日の目をなかなか見ない本の背表紙が並び始めますと、なんだか再会が新鮮な出逢いに感じられます。
実態の本のラインナップが、私の脳内の新陳代謝を促してきます。
この「見える化」の与える効果は絶大です。
ややもすると「スペースがもっとあれば」とか「コンテナでも借りるか」などと考えてしまいがちでした。
しかしコレクションではなくあくまで資料という見方をすれば、手元になくても「仮想書店」あるいは「仮想書庫」は外部にあり、取り寄せ費用を支払うことで再び手元に来る。
と考えると良いのだと言い聞かせています。
とはいえ手放した本を再び購入するということはよっぽどでない限りあり得ないでしょう。
また新たなる出逢いが楽しみになってきています。
おしまい
最後までお読みいただきありがとうございます。 いただいたサポートは麦チョコ研究助成金として大切に使用させて戴きたいと思います。