時代に逆行する人気ドラマのキーアイテム
昨年末に放送されていた人気ドラマ、主題歌も好評で、そのアーティストが紅白に出演する際には、パフォーマンス直前にドラマについてもタイトルこそ出さないものの触れられておりました。
そのドラマとは『サイレント』です。
難聴となり、聴覚を失ってしまう主人公と、その周りを取り巻く人々とのハートフルなドラマでした。
とはいえ、ドラマが結構好きなものの最近では数クールに渡って全く観ることが出来ていない日々を過ごしていたので、本ドラマも全く観ていませんでした。
しかしたまたま家人とともに過ごす時間がありました。そこで家人は撮り溜めていたドラマを年明けに整理する過程で、見残していたドラマを観るといい、隣にいたのでなんとなしに、その見残しのドラマを観ていました。
それが『サイレント』の最終話を含む3話でした。
それまでの話を観ていないのですが、既に観ていた歌人がところどころで再生を止め、経緯や背景を説明してくれます。
要約力の高い家人のわかりやすい説明で、まるでそれまでの話を実際に観ていたかのように情報がインストールされつつ観ることが出来ました。
実は過去にも別のドラマでこれまでも幾多もあったこの視聴スタイルが、個人的に好きです。
観ることが叶わなかったドラマを非常に短時間で堪能出来るので、観ることを諦めていたのに図らずも愉しめるとあって至福の時でもあります。
ところで、このドラマ、聴覚を失うという重いテーマであり、考えさせられることも多々あったのですが、1つのカギとなるアイテムに『CD』があります。
『CD』いうまでもないですが『コンパクトディスク』のことです。
音楽が好きだった主人公が聴けなくなる。
一方で主人公の、友人はタワレコで働く。
観た3話の中でも随所にCDが幾度となく登場してきました。
一方で現実の世界では先日、GEO (ゲオ)も遂にCD買い取りを止めるとの報道があったばかりです。
既にTSUTAYAはCDのレンタル事業から撤退しており、CDを取り巻く環境はどんどん縮小傾向にあることはご存知の通りだと思います。
私自身、断捨離を行う際に取り扱いに大変困っているのがCDでした。
捨てるのも忍びないと思いつつ、とはいえフリマサイトに出品してみてもなかなか売れるものでもありません。
そのようななかでまるで『CD復権』かの如く、本ドラマの重要なアイテムとして扱われていたCDに少し戸惑いもしました。
ひょっとすると再びCDが人気になったりするのでしょうか?
ドラマに登場したイヤホンは人気で品薄ということですから、CDにもなんらかの影響が生じてくるのかもしれません。
おしまい
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