システム開発が予算超過で超ピンチ!こんなときは上司にどう相談するか

要件定義で、予算超過が見えてきたぞ

 いやあ参りました。もともと、要件定義開始前はめっちゃ高いこと言われてたので、要件定義できっちり要件をしぼりこんだり精査して半数以下にゴリゴリ下げたんですよ。

 それでも足りなそうな状況が見えてきましたぞっと。

めっちゃがんばったんすけど、誰もほめてくれないPMの常

 いわゆる「権限規定」的なやつが1ランク上がり、社内決裁の最高機関に上程せにゃならん。となると、もっと要件を練らないと決裁なんかもらえないと。

 急にハードルが上がりやがった。。。。

GOを出さないといけないタイミングで問題発覚!

 並行してもう一つのプロジェクトで問題が発覚してですね。こっちはもっともっとやばくて、徐々に要件をしぼりこんで予算内に抑えようとしていたのに対して最終的に出てきた見積が想定を大幅超過という。。。。

 こっちは「GW前には内示が欲しいです」なんて言われていたやつだったので、もう、PM真っ青です。。。!

マジこんな顔になって思考停止に

ベンダー見積に疑義あり!

 以前って電算処理費ってわりと青天井な部分があってですね。長い付き合いのベンダーも「そうは言ってもさー、必要ならやるんでしょ?」って感じで、はっきり言って甘く見られていた部分があるんですよね。

 そこに、ここ数年で手を入れて、さらにシステム刷新で、ゴリゴリ投資額下げてるわけですよ。

 で、今年の交渉で「苦しい」という相談があり、単価を上げたりしてるわけですけど、それとはまったく関係なく、固定費的な管理工数が一部、ドーンと積まれているという。。。

情シスのお悩みの半分以上はお金関係だと思う。
でもこんなの受け入れられるわけない

 PM2名(よく相談しあってる)でうんうん言ってたんですけど「こりゃ駄目だ」となってですね。。。

 「上司に相談しよう。少なくとも報告しないとダメだ」となったわけです。

マネージャー2名、上司に諭されるの巻

 もう見えもへったくれもありませんので、上司にコンタクトさせてもらって緊急会談となったわけですが、結果として諭されることに。

・きっちり検討して金額がそこまでいくなら、それだけの準備をすればいいだけで、それにあわせて計画を見直せばよい
・金額の妥当性に疑義があるなら、それはトータルの予算と関係なく内示は出せないので、問い合わせないといけない
・予算超過が問題じゃない。疑義がある方が問題だ。予算を考えるのは俺だ
・ここまでの乖離ならリリース延期の覚悟も必要だ
・交渉で必要なら俺を同席させるか、上司をカードの一つとして考えろ

最後は冷静にやること整理してました

マネージャーは、しょうきに、かえった!

 まあ情けない話なんですけどね。最終的に

「二人とも思い詰めすぎ。最終責任者は俺で、君たちじゃないんだから、そこを忘れないでね」

 と言われて終了。エエ上司や。

 まあやることさえ決まっちゃえばやりますよ。

 しかし改めて、外注の仕方って難しいですよね。がんばってこのあたりで勉強したつもりなんですけど、見積を見てカーッとなっちゃったのが敗因。

 しかし、プロマネの苦労や勘所ってこれに限らず、たくさんあります。個人的にこれがすごく好き。

 これも良書。エンジニア目線じゃないのがすごく良き。情シス向けだと思います。

おしまい。

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