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情シスの管理職になろうと思った理由

数年前に情シスのマネージャーになりましたが、周囲からは結構驚かれました。昇格の資格を取ってから10年以上上がっていない状況が続いていましたので。。。
・現場にいたいのだと思ってました
・マネージャーには本気でなりたくないのだと思ってました。
とかさんざん言われました。。。

技術に限界を感じてきた

 もともと、自分自身は総合職としての就職で、配属は情シス。SEとしてちょっと勤務したのち、ユーザ部門でシステム企画(帳票設計やWebサイト企画など)など、いろいろなことをやって、大規模なプロジェクトが始まるのでシステムに呼び戻されたというキャリアで、システムは自分にとって「幹」の一つではあるけれど、「全部」ではありませんでした。その考えは今も変わっていません。

 しかし、システムで開発→インフラ→システム企画といった感じで複数の領域を経験していく中で、技術面や知識面での力不足を感じたシーンが何度もありました。

管理側の方が役に立てそうと思うようになってきた


 半面、下記にも書きましたが、

 複数の大規模プロジェクトで、多少技術的な素養をもった人が判断をすべきだったなと思うことがたくさんありました。自分ならもっと正しい判断ができるのでは?とか、もっと早く、方針を決めるときにどうして教えてくれないの?と思ったのです。
 それまでも、上司からいろいろ相談はしてもらう立場でしたが、役職者じゃないとやはり情報の開示範囲に限界があったり、上流側には立てませんので。でも現場にはかかわりたい、うーむ、どうしよう。

上司に相談した

 自社の場合、年に数回上長との面談があります。そこで素直に自分の思いをぶつけてみました。

・情シスで上を目指したいと思うようになった
・現場にもかかわりたいと思っている(わがまま)
・キャリアで悩んでいます。

上司からは、

・考えたが変わったのはうれしい
・管理職でも現場にかかわることはできる(減るけど)
・労務や経費管理などの雑務が増える、大変なので、覚悟はしてほしい
・自分なりの上司像を考えてほしい
・今後のキャリア(ずっと情シスにいるか)も考えてほしい

で、3か月くらい考えて「情シスとしてチャレンジします!」となって、2年かけてマネージャーになりました。ちょうど開発全体を長年仕切っていた直属の上司が定年間近だったこともあり、試験に合格したのち、1年ほど補佐的にいろいろさせてもらったのですが、この1年があったのがとてもよかったと思います。

管理職になってみて

 たいへんとかめんどうくさいことはいろいろありますが、結論としては「やっぱりなってよかったな」と思っています。上流の判断で、意見を聞かれることも増えてきました。

試験についてもいろいろとあったので、備忘録的に書いてみたいと思います。

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