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言われたことをきちんとやるだけでは評価にはつながらないという話

情シスのなんでも屋さんです

 中小企業に長くいるので、わりとなんでもやります。セールスに近いような業者開拓とか、他チームの領域にかかわることとか、総務的なこととかもあまり抵抗ないし、Webデザインなんかもできたりする。小規模の情シスだとこういう人、結構多いんじゃないですかね。

 什器の調達や廃棄なんかも、情シスは総務とも仲良しさんですから、割と得意です。「自分でやってよ、できるじゃん」とか「こちらでやってよい?」みたいな展開にもなりがち。

 研修なんかも、以前は総務や経営部門と組んだりしていましたが、募集・事務局・マニュアル作成・講師など、全部ひとりでやりますしねえ。。。
 以前社内で「〇〇(私)プロダクション」なんていわれたこともあります。

雑事の品質やスピードを上げても評価されない

 そこで気を付けなければいけないのがココ。
 以前、こんな記事を書きましたが、器用でたくさんの依頼をこなせるだけでは評価ポイントにならない。

 ここから抜け出せないと、情シスのマネージャーになるのは結構キビシイ。いつも忙しそうなリーダーさんで止まっちゃう。

結構細かいところを見てます

 こうなると「ぼくのがんばりを上は理解してない…」なんて話になりがちですが、そんなことはない。意外にみられていると思ったほうがよいです。
 たとえば私だと、一日30分から1時間くらいはチケットパトロールしてます。

 以前、現場にいた時にちょっと手を抜いたら「いつもと違くない?」ってマネージャーにぼそっと言われてビックリした。

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雑事のレベルをむやみに上げない

 上記をふまえて、サポートデスクであったり、ちょっとした配線作業であったりといったタスクについては「レベルを上げすぎない」ことも大切だと思っています。

 こういったタスクって、割と上司は「大過なくできればよい」と思っています。大過ない=クレームが来ず、そこそこのリソースでできるレベル。
 そこでは、そういったタスクの線引きをすることも必要です。ここにも書きましたが、一定の線引きをしてそれを超えたらピシャっとやります。

評価につながることを雑事で後回ししがち

 そこで、情シスの「なんでも屋さん」である人によくあるのが「頼まれごと」を優先して、自分の目標や評価につながる長期タスクを後回ししちゃうことです。これはすごく残念です。

・他の人がやらないから自分がやる
・ユーザが困るから自分がやる

といった自己犠牲的な話も聞くんですけど、上司からすると「あ~こっちを後回ししちゃうか」なんて感じです。これ、めっちゃある。

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 いわゆる「一次上長」は常に部下のがんばりを見て、よい評価を上げたいと思っているものです(そうでない人もいますが)。しかし部署でのKPIやKGIに貢献してくれないと、さすがに評価できませんから!

あれこれ書きましたけど、思い当たることがある人は、忙しく走り回っていたらあれもこれも中途半端になっていた、といったことのないように気を付けていただければと思います。

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