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自分がいないと会社が回らないという人は、いないほうが良い人かもしれない
仕事を抱え込んで指示に従わなかったら異動させられた経験
まあこれは若い時期のやらかし事件ですが、こんな経験をしたことがあります。
・ある企画案件で、一人でいくつかの企画をまとめあげてリリースまでもっていった
・その後、まったく別のプロジェクトをやることを求められて、上の仕事が残っているのでできないと断った
・すったもんだしたあげく、強制的に異動させられて別のプロジェクトをやることになった
なんということ!と思うのですが、今になってみると、これはしょうがないですね。
あの時点でプロジェクトとしては出来上がっていたわけで、実績を上げたのなら、次にいけというのはある意味当然。
あの時点で別の人に引き継ぐというのが正解で、あのままだと私物化しちゃっていた可能性もあります。なので、あのPJを離れてよかったなと思っています。
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めちゃめちゃショックだった
必要なのは、その人がいなくても会社の仕事が最低限回る状況をつくることです。
大事なのは「その仕事」ではないということで、会社の仕事がまわればいいんです。ここをはきちがえると属人化は脱却できません。
その人でないとできない仕事は、ばっさりやってしまうのも手
何度か「この人がいないと回らない」という人の退職や異動に伴う引継ぎを取り扱ってまいりましたが、問題はその人のところに仕事が長くありすぎると、いろいろと「澱」のようなものがたまってくることですね。
ひと言でいうと「個人成果主義」みたいになっちゃうんです。
こういうときは、仕事自体をばっさりやったりします。
そうはいっても、自分がいないとまわらないからこの仕事をやめられないというケース
何度「自分ばかりたいへんだ、やってられるか!」みたいな話につきあったことあるんですけどね。
意外にこういう人って改善策を飲まないんですよ。
こんなのどうしろと(´;ω;`)
・〇〇さんをつけるから、少しずつ引き継いで
→忙しいから時間ない
・じゃあ手伝いでつけるから、一緒にやったら?
→教えるのがめんどう
・じゃあいきなり移管する?
→自分じゃないとわからないことがあるからいやだ
ここまでいっちゃうと完全に負のスパイラルってヤツでして、まともな上司なら、こういった報告を聞くと「どこかで外せ」ってなりますね。
こんなの勘弁してほしいですからね。
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それがどんな仕事なのか説明できなければそれは意味がないのです
個人的に一番良いのは「後継のために〇〇についてまとめて」的な感じで、それを目標にしてしまうことです。
やっていることを箇条書きで書いて、それをもとにマネージャーに説明してもらうというプロセスを経ると、実は「すごくたいへん」というものが、どんどん減っていったりします。
自分じゃないとできないという仕事は、こだわりと無駄のかたまりだったりします
私の経験だと、実はこういった仕事の多くは30分あれば説明できちゃうし、整理すると8割くらいは「こうするともっとよくなる」「こうすると早くできる」というもので、こだわりのかたまりになっております。
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いいといえばいいんですけどね
で、だいたい、話していくうちに「これは念のためにやっているけれど実はいらなくて」とか「これは××さんにやってくれって頼まれて」みたいな、「なんでこんなのやってんの?」的な仕事がボロボロ出てきます。
実は、やることを自分で決めたい(=都合の良いようにやりたい)から、「自分じゃないとできない」と主張していることも多いです。
あ、でも、本当に200ページくらいのマニュアルが出てきて「なぜこんなチームでやるようなことをお一人で・・・・!」みたいなケースもあります。
この二つはまったく違うので、これは見極めてあげることが必要です。
少しずつ具体で仕事の内容を引き出していく
結構これ多いんですけどね。「必要な仕事と不要な仕事を整理してくれ」ってあっさり言う上長多いんですよ。
どうしていいか本人ではどうにもならないからこうなっているわけで。
本人に対応するのは困難です。
なので、こういったケースについては、いったん「全部吐き出させる」ということをやります。
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あとは、その人が何をしているかを具体で聞くことです。「まとめて」っていってもだいたいまとめてくれないので「これって、何をしているんですか?」って聞くと、機嫌よく教えてくれたりします。
こういった会話を重ねていくことで、その人の仕事の全体像が少しずつ見えていきますので、考えるのはそれからだと思います。
ぶっちゃけ、一年くらいは余裕でかかります(´;ω;`)
しかし、こういった人から引き継ぐのって、何度か経験していますが、難しいです。この本にありますが「引き継がれる人は、引き継ぐ人をあてにしない」というのはとても大事な考え方だと思います。
あと、引継ぎがうまくいかないのって、そもそも「他者と働く」ということ自体がわかりあえていないからからかもしれない。
おしまい。
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