【ネタバレなし】Return of the Obra Dinnをオススメする記事
「Papers, Please」を手掛けたルーカス・ポープ氏の新作「Return of the Obra Dinn」がセール中です。
Steamなら2022年1月5日まで1537円、PSstoreなら2022年1月19日まで1687円です。
お値打ち価格で遊べるチャンス!ぜひお買い求めください。
◆どんなゲーム?
……と、これだけだとなんのオススメにもならないので、ネタバレにならない範囲で簡単にゲームの紹介をしたいと思います。
舞台は1807年、幽霊船の上
19世紀初頭、東インド会社全盛の時代がこのゲームの舞台です。
「5年前に消息不明となった商船、オブラ・ディン号が突然姿を現した」との報告を受け、保険調査官のあなたは港へ向かいます。
課せられた任務はただ一つ、乗船者全員の身元を特定し、その安否を確かめることです。
死を遡り、謎を解け
とはいえ、船はもぬけの殻。甲板の上には白骨化した死体がぽつんとひとつ横たわるのみです。こんな状態では60人の安否はおろか、ガイコツの身元すらわかりっこありません。
そこで活躍するのがこの懐中時計。
これは冒頭である人物から託されたものですが、死体の前で使用することで時を遡り、死体が死んだ瞬間に船に何が起こっていたかを垣間見ることができます。
よくあるタイムリープものとは違い過去を変えることはできませんが、ともかく、これで死因や生前の姿を確認できるわけです。
時計と共に渡されたもうひとつのアイテム、手記の名簿と照らし合わせてすべての謎を解き明かしましょう。
◆何がおもしろいの?
このゲームのプレイ体験を例えるなら、「ぐちゃぐちゃにこんがらがったロープの結び目をひとつずつ見つけてほどいていく感じ」です。
はじめ、船上にはほんの少しの手掛かりしか残されていません。そのわずかな手掛かりを辿っていっても出てくるのは新たな謎。
謎が謎を呼び、何もわからぬうちに気づけば目の前には複雑に絡み合った巨大な謎がただ立ちふさがるばかり……と、慣れないうちはそんな絶望的な状況に陥る方もこのゲームでは珍しくないかもしれません。
しかし、わずかな結び目の綻びを見つけてひとつひとつほどいていくように、小さな手掛かりから根気よく謎を解き明かしていけば、少しずつ、しかし確実に疑問は解けていきます。
少しずつわかったりわからなくなったりする快感は、パズルゲームの数独(ナンプレ)やマインスイーパに似た感じです。
そして次々と明らかになる、衝撃の事実。
このゲームを終えたころには、オブラ・ディン号とその乗船者たちが歩んだ波乱万丈の生涯にすっかり魅了されていることでしょう。
こんな人にオススメ
パズル・推理が好きな人
映画や小説が好きな人
アンティークな世界観が好きな人
バロック調の音楽が好きな人
じっくりゲームをプレイしたい人
オススメじゃない人
美麗で色鮮やかなグラフィックのゲームがしたい人
爽快なアクションを楽しみたい人
一人称視点のゲームで酔いやすい人
海が苦手な人
カタカナや外国語アレルギーの人
◆攻略のヒント(ネタバレなし)
最後に、ゲームのネタバレにならない範囲でゲーム攻略のためのヒントをいくつかご紹介します。
①足を使う!
過去の世界の中では自由に歩き回ることができます。いろいろな視点・角度から観察しましょう。
時には、事件と関係ないところにヒントが隠れているかも?
②ズームを活用せよ!
モノクロのスケッチのような画風もあって、このゲームでは顔の見分けがつきにくいキャラクターも少なくありません。
そんな時は「E」キーか右クリックでズームしてみましょう。対象の人物がハイライトで表示されます。
ズームしたまま「Tab」キーを押せばその人物のページへ直接飛ぶこともできます。
③まずは死因から!
一部を除いて、死体の身元をいきなり特定するのは至難の業です。
まずは懐中時計で死の瞬間をしっかりと観察し、死因を特定しましょう。
④人以外にも目を向けよ!
船内にはいろいろな設備や貨物があります。
人物だけでなく、物の方にも注目してみると何か手がかりが見つかるかもしれません。
⑤「ひっかけ」は存在しない!
たとえば、この画像をご覧ください。
この人の職業はなんでしょうか?
わかりましたか?
正解は医者……ではなく、医者役の俳優さんでした。や~い騙されてやんの!
……などといった意地悪な引っかけ・叙述トリックなどはこのゲームには一切ありません。
「あったか~い」と書かれていればそれはホットコーヒーだし、「つめた~い」ならアイスです。
自分の直感や推測を疑わず、強気な推理で挑んでみてください。
「Return of the Obra Dinn」、プレイすればするほど物語の世界にグイグイ引き込まれる名作です。
ぜひ遊んでみてください。
記事を読んでいただきありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?