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【エルデンリング】狭間の地の武器ギャラリー26.~燦然~

こちらは、エルデンリングに登場するさまざまな武器デザインを紹介する記事です。
今回は、黄金樹にゆかりの深い武器を紹介します。

ネタバレにはご注意ください




かつて、黄金樹は豊穣であった
そして、それは束の間であった
すべての生命と同じように
黄金樹の恵みなど




鉄鋲の木盾

金属補強された、木製の小円盾です。
素性「剣士」の初期装備です。

何の変哲もない、木製の盾です。
別に黄金樹で作られているわけでもありません。

この記事で紹介したのは、その紋章のためです。
これは樹と剣を表しているようです。
生い茂る大樹に対して突き立てるように剣がクロスしている感じでしょうか。

別段、特別な由来を持った紋章ではなく、狭間の地ではありふれたモチーフだったのだと思います。
狭間の地といえば黄金樹、黄金樹といえば狭間の地ですもんね。

木製盾の中では、オーソドックスな性能です。
序盤の盾としてはしっかりとその役割を果たしてくれることでしょう。


青金のカイトシールド

標準的な、金属製の中盾です。
リムグレイブ、霧の森の放浪商人が販売しています。

描かれているのは、蒼空に聳える黄金樹です。
こちらの盾も特別ないわれがあったりするわけではありません。
おそらくは商人が塗装したのでしょう、商品をよりよく見せるための工夫ですね。

店売りとはいえ、決して粗悪なものではありません。
他のカイトシールド種よりも少し重い代わりに、ガード強度も高めになっています。
装備すれば、心強い守りを見せてくれることでしょう。
……塗装がちょっと剥げかけているのはご愛嬌。


神聖画の盾

豊穣の時代を懐古する、神聖画の大盾です。
森の民の廃墟に落ちています。

中央が突き出た特徴的なこの盾はパヴィースと呼ばれるものです。
中世ヨーロッパにおいて、攻城戦などで用いられたとされる盾ですね。
その表面は粗布で覆われることも多く、この盾のように宗教画が描かれていることもしばしばだったようです。
木製なので物理カット率は100%ではありません。

絵は、黄金樹から滴るを受領する様子を描いているようです。
その力か、装備中はゆっくりと体力を回復します。

古い時代、黄金樹は恵みの雫を滴らせ、それは豊穣の時代と呼ばれていました。
関連するアイテムや祈祷の効果から察するに、その雫には癒しの力があったようですね。
けれど、その時代はごく短く、雫の枯れた黄金樹は単なるシンボルに……「恵みの雫のタリスマン」のテキストを借りるなら、「信仰に」なっていきました。

この盾が落ちていた「森の民の廃墟」には、他にも「ぬくもり石」、恵みの力を宿すアイテムの製法書も落ちていました。
それに、祈祷「黄金の怒り」も。

きっとかつての住人、森の民たちは遥か昔、豊穣の時代を懐かしんでこの神聖画を描き、しかし砕けたエルデンリングの「怒り」を嘆いて滅んでいったんでしょうね。

……いや、彼らは本当に滅んだんでしょうか。
廃墟の周り、小黄金樹を彷徨うあのミミズ顔たちは、もしかして……。
だとすれば、死を振りまく彼女たちの姿、滅ぶよりも恐ろしいことかもしれませんね。


黄金のハルバード

黄金で作られた、重厚な斧槍です。
ツリーガードの得物として知られています。

斧槍カテゴリでは最重量の13.5。必要筋力も30と、あのグレートソードに匹敵します。
薙ぎ払うだけの剣と違って、ハルバードは斬る、薙ぐ、突く、叩く、引っかけるなど多彩な動きをこなすため、通常以上に力と技量が必要なんですね。

狭間の地においては重要な意味を持つ黄金で作られており、聖性を宿しています。
信仰もある程度必要なので、注意しましょう。

螺旋を基調とした透かし彫りのそれは、武器としてだけではなく儀仗ぎじょう、儀礼のためのものでもあったと思われます。
それは黄金樹の威光を示すだけでなく、黄金樹を守る者すべての範として、その象徴でもあったんでしょうね。

実際、現実でも儀礼用のハルバードが存在するようです。
長柄のため掲げやすく、刃の部分が幅広なので装飾もしやすいということで、儀仗としてはうってつけなのかもしれません。


歩哨の松明

黄金樹を守る者たちに与えられる松明です。
王都外廓、世捨て商人が販売しています。

かなりしっかりと作られた金属製の松明で、柄には木の蔓が巻き付いています。
先端もかご状になっていて、丁寧なつくりですね。
重量は5.0とカテゴリ内最大で、装備するには筋力が15も必要です。松明なのに。
あと信仰15も。
松明なのに。

歩哨ほしょうとは、警戒、監視の任を与えられた兵のことです。いわゆる見張り役ですね。
では、彼らは一体何を見張るんでしょうか。

黄金樹と祝福王は、備えている
また再び、陰謀の夜が訪れぬように

そうです。
彼らは陰謀の夜の首謀者、黒き刃の刺客たちを見張っていました。
……ただし、奴らは闇に紛れる刺客。
不思議なヴェールによって身を隠してしまいます。

刺客が使った身隠しのヴェール

そこで、この松明の出番です。
炎に特別な祈祷が施されており、ヴェールによって透明化した刺客の姿を可視化することができます。

王都の入り口、外郭を守るツリーガードも、この松明を見張りのために持っています。
ただ、彼らの場合は「歩」哨ではないかもしれませんね。
馬に乗ってるから……。


黄金樹の大盾

黄金で作られた、重厚な大盾です。
ツリーガード、その象徴となるものです。

なんせツリー「ガード」ですから、彼らの本質は防衛、守ることにあります。
そういう意味で、これは彼らの一番の武器と言えますね。

黄金に木の根が絡まったようなデザインです。
一目で黄金樹に連なるものだとわかりますね。
表面の紋様も、黄金の大盾と同様のものです。

元々は真ん丸の形だったみたいですが、左側のあたりが削れてしまっています。
ツリーガードの得物は基本的にハルバードなので、盾越しに突くなど、攻防一体の戦い方ができます。
そういった動きを繰り返すうちに武器と盾が擦れ、この一部分だけが摩耗してしまったんだと思います。

中心にはなにやらレリーフが彫られています。
けっこう擦り切れてしまっていますが……描かれているのはと、2人の人間ですね。
よく見ると、のようなものを授けている場面のようです。
騎士叙勲の儀式か何かでしょうか。

専用戦技「黄金の返報」は、盾を構え、守りの祈祷を解放する技です。
黄金の紋章をごく短い間展開し、魔術や祈祷による攻撃を光弾として反射します。
ただし、すべての魔法に対し有効というわけではないので過信は禁物。
守るべきを守り、弾くべきを弾く。的確な判断で守りの戦を制しましょう。


守人の剣槍

小黄金樹の守人たちの得物です。
彼らを倒すことでドロップします。

剣槍」という言葉は、どうやらフロムソフトウェアの造語であるようです。
長柄の先に幅広の剣身が取り付けられた、こういった武器のことを指すようですね。

金色に輝いていますが、意外にもこれは木製なんだそうです。
古木を磨き上げた」とのことですが、おそらくは黄金樹、あるいは小黄金樹のことでしょうね。
剣の腹をよく見ると、ご多分に漏れず二重らせんの意匠が施されています。
この大陸、らせん好きすぎ!

使い手である守人たちは武芸の達人として知られていたらしく、この武器のモーションも斬り上げるような流麗なものになっています。
クセが少しあるので、使いこなすには慣れが必要かもしれません。
また、かなり技量に寄った補正の武器でもあります。
必要技量自体は16とそこそこですが、鋭利派生での技量補正はAのかなり上位です。
振るう分ならある程度で問題ないが、完全に使いこなすには卓越した技量が必要といった、まさに武芸者好みの武器といえますね。


化身の儀仗

小黄金樹を守る、化身たちの得物です。
黄金樹の根本、地下深くをうろつく化身が落とします。

儀仗ぎじょう、つまり儀礼用の武器であるはずのこれを、化身たちはためらいもなく振り回し、叩きつけます。
もっと大切に扱って!

守人の剣槍と同じく、木製のようです。
先端部分の意匠は、黄金樹そのものを模したものでしょうか。
生い茂った枝葉の、その5倍はあろうかというの部分が打撃部になっています。
黄金樹の本質は、むしろ暗い地下に張り巡らせた根の方だったということでしょうか。

34というすさまじい筋力と、24という敬虔な信仰、その両方を要求してくるなかなか気難しい武器です。
人の身で扱うには早すぎる武器なのかもしれません。

専用戦技は「黄金樹の尻撃」です。
ふわりと前方に跳躍し……

ドスン!!!
い、痛そ~……(自分が)

エルデンリングにおいてお尻を使う戦技はいくつかありますが、その中でもこれは最も威力が高いそうです。すごい。

着地の際、周囲に黄金の衝撃波を発生させます。
たしかに化身も同じ事やってましたけど、褪せ人がこれやってるとなんだかすごくシュールですね。


グレートクラブ

太く硬く、巨大な木塊です。
旧アルター坑道に潜む石掘りトロルがドロップします。

一見、単なる木塊にしか見えませんが……
よく見ると、葉っぱが金色です。
実はこれ、黄金樹の枯れ枝なんだそうです。
「罰当たりなことに」との記述から、黄金の民が巨人であるトロルを蔑視しているのがよくわかりますね。

フレーバーテキストでは「聖性を帯びている」とありますが、特に聖攻撃力をもっているわけではありません。物理のみです。
装備には信仰も必要ありません。筋力35というかなりの膂力を必要とするので、そこは注意です。
筋肉を信仰しましょう。

※※※※※追記※※※※※
バージョン1.09のアップデートで、聖攻撃力と信仰補正が追加されました。
ついに名実ともに聖性を手に入れたわけですね。
信仰補正はDと控えめですが、そのぶん必要信仰0も据え置き。
さらには魔力の武器などのエンチャントも可能なままです。
なんて懐が深いんだ。黄金樹サイコー!
※※※追記ここまで※※※

固定戦技は「黄金の地」です。
展開した黄金の魔法陣に武器を突き立て……

聖なる黄金の爆発を生じます。

爆発の後、周囲には黄金のつぶてが生じます。
それらはしばらく浮遊した後、ターゲットした敵目掛け飛んでいきます。

黄金樹の化身も同じ技を使っていましたね。
グレートクラブに宿った聖性というのは、この技のことかもしれません。


黄金樹の聖印

黄金樹の紋章を象った、幻影の聖印です。
おそらく高位の聖職者が用いるものですね。

数ある聖印の中でも必要信仰が40と最も厳しく、その分最も高い祈祷補正を持ちます。
まさに敬虔深い高位の聖職者のためのものでしょう。

十字架の中心にエルデンリング、4つの大ルーンが配されています。
十字架は、現実においてはイエス・キリストがはりつけにされた杭状の刑具として知られ、キリスト教のシンボルとしても有名ですね。

この十字架は、おそらく黄金樹を象形化したものと思われます。
まあ名前もそうですもんね。
下部分が根っこで、上半分が大きく広がった枝葉の部分でしょうか。

ちなみに、この聖印は火山館の牢屋の死体が持っています。
背律者たちに囚われてしまったんでしょうか。

黄金樹信仰の祈祷を詠唱すると、この聖印と同じ紋章が現れます。
この紋章、各地でよく見かけますよね。

黄金樹信仰の祈祷の中でも、特に古いものは紋章が違ったものになります。
根や枝、葉などが完全には象形化されておらず、わりとしっかり描かれているのがわかりますね。


黄金樹の弓

黄金樹の意匠が彫り込まれた長弓です。
王都、黄金樹の大聖堂の2階に保管されています。

目を引くのは、緻密に彫られた草紋の意匠です。
模様を映えさせるために、弓はかなり太めですね。

ただ、その分しなりや強度など実用的な要素を犠牲にしてしまっているのか、物理攻撃力は低めです。

この弓の真価は、そこに宿った聖性です。
これで射ることにより矢は聖攻撃力を持ち、信仰によってそれはより高まります。
この弓は力で射るのではない。心で射るのだ!

弓と一緒に作られたのが、この黄金の矢です。
かなり太く、矢羽も本当の羽ではなく、透かし彫りの彫刻ですね。
こんなの飛ぶのか? って感じです。

しかし、心配ご無用。
施された彫刻と祈祷によって、矢は聖なる力を纏って飛んでいきます。
その力は死に生きる者たちに効果が高く、それらの復活を阻止します。
しっかりと信仰を上げて弓とセットで使えば、まさに特効というべき働きをしてくれるでしょう。

この弓矢は古い時代、まだ信仰が戦いと共にあった頃に作られたそうです。
おそらく巨人戦争、ゴッドフレイ全盛の時代のものかと思われます。
弓が安置されていた黄金樹の大聖堂。そこを守っていたのがゴッドフレイの幻影である理由が、なんとなくわかったような気がしますね。


黄金樹の大弓

黄金樹の意匠が彫り込まれた大弓です。
辺境の英雄墓を守るチャリオットの中に隠されていました。

黄金樹の弓と同じ時期に作られたもののようですが、あちらとはずいぶん趣が異なりますね。
おそらく黄金樹の小枝、それをほぼそのまま使っていて、かなり豪快な感じです。

いかにも強そうな見た目ですが、例に漏れず物理攻撃力は控えめ。
聖攻撃力を持つので、信仰を上げましょう。
心で射るのだ!

セットで作られたものが、黄金の大矢です。
なんだか黄金の矢と比べて細いように見えますね。

アイコンを見直すと、こんな感じでした。
どうやら軸の部分に黄金の蔦が絡みついているようなんですが、3Dだとその部分の描画が省略されてしまっていて細く見えるようですね。
残念。

矢羽の部分は……もうこれを羽と言っていいのかすらわかりませんが、「エ」みたいな形になってます。
これでどうやって飛んでるんだ……。

大矢には誓いの祈祷が施されており、着弾地点近くの味方を強化する効果があります。
固定砲台としての役割のみならず、前線の見方を支援する仕事もこなせるわけですね。

ということで、もし皆さんが王都出身の弓兵とお仕事をするときは、背中を撃たれても怒らないようにしましょう
足元へ急に矢が飛んできたとしてもそれは裏切りではなく、ただあなたを支援しようとしているだけなんです。

おまけ

クロスボウのボルトにも黄金ボルトと呼ばれるものがありますが、残念ながら「黄金樹のクロスボウ」は存在しません。

このボルトも聖攻撃力こそ強いですが、復活阻止だとか味方強化みたいな特別な効果はありません
ひどい扱いだ。


ハープボウ

吟遊詩人の竪琴を、弓としたものです。
なんてことを……。

大きさから考えて、アイリッシュ・ハープ、またはケルティック・ハープと呼ばれるものを基にしたデザインでしょうか。
いわゆる普通のハープよりも小型なのが特徴です。

曲線的な独特の形状は、さまざまな長さで弦を張ることにより音の高さを変えるためのものです。
断じて、弦を引いた時に適切なしなりによって張力を与え、射撃の際の威力を増すためではありません
楽器で遊ぶんじゃない!

軽量級の小弓カテゴリのなかでも一番軽く、その重量はなんと2.0
反面、攻撃力には乏しく、純粋な威力は期待できません。
そりゃそうでしょうこれは武器じゃなくて楽器なんだから!
遊ぶんじゃない!楽器で!

射撃の際には美しい音が鳴ります。
楽器だからね。

持ち主の吟遊詩人は、英雄たちを歌ったそうです。
誉れある、黄金樹の英雄たちと、誉れ無き、冒涜の英雄
ハープボウは絵画イベント「英雄の歌」で入手できますが、入手場所はアルター高原の真ん中あたり。
ちょうど王都ローデイルと、背律者の根城たる火山館の中間の位置です。
彼はどちら側だったんでしょうね。

……よく見ると、ハープにあるはずの構造がありません。
共鳴箱です。
弦の振動、その音を空洞の中で増幅することで弦楽器は豊かな響きを奏でるわけですが、ハープボウにはそれが見当たりません。
楽器……?

そういえばハープの起源って、一説によるとなんじゃないかと言われているそうです。
狩人たちが弓の弦を弾いて演奏したのが始まりなんだとか。
あ~じゃあこれ先祖返りなんだ。
うん、これ武器です。思う存分撃ちまくってよし!




今回は以上となります。黄金樹に関係する武器を紹介しました。

次回は忌み子たちの武器を紹介します。

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