【エルデンリング】狭間の地の武器ギャラリー07.~死に生きる者~
こちらは、エルデンリングに登場するさまざまな武器デザインを紹介する記事です。
今回は、死に生きる者、墓場に潜むスケルトンたちの武器を紹介します。
ネタバレにはご注意ください
シミター
刀身の湾曲した片刃の剣です。
各地の墓場や地下墓などのスケルトンが持っています。
現実において、シミターはシャムシールと同じものなんだそうです。ペルシャ語で「刀剣」という意味の「シャムシール」を、西洋だと単に「シミター」と呼ぶ……というだけのことなんだとか。
まあ国が違えば文化や技術も多少違うでしょうから、そこで細かな差異が生まれてもおかしくはない……
……ということでひとつ、納得してはいただけないでしょうか。
細身で、曲線が美しい剣ですね。
丸みを帯びた刀身は、斬撃に向きます。
剣を振り、相手の肉に当てて引き切るようにすると、うまい具合に刃が滑って敵を裂くことができるんですね。
鞘はこんな感じ。
黒革に淡い金色のアクセントが光ります。シックな感じで高級感ありますね。
スケルトンたちの生前は意外とかっこよかったのかも?
鉄の円盾
標準的な、金属製の小円盾です。
シミターを持ったスケルトンが左手に装備しています。
これとシミターに関しては円卓や放浪商人から購入できるものなので、狭間の地に広く普及しているのかもしれません。
描かれている曲線の紋様は……何か意味があるんでしょうか。
ちょっと抽象化されすぎてよくわからないですね。
吹き上がる風か何か?
グロスメッサー
大振りの刃を持つ曲剣です。
地下墓のスケルトンの一部個体が装備しています。
ドイツの剣だそうで、「グロス」は「大型」、「メッサー」は「ナイフ」という意味なんだそうです。
つなげると「グロスメッサー」……あれ!?
形状としてはファルシオンとほとんど同じで、柄の構造で見分けるんだとか。
なんでも柄頭がないのがグロスメッサーなんだとか……
よくわかりません。
それを踏まえたうえでこの武器を見ると、あんまりグロスメッサーっぽくないですね。
刀身こそ典型的ですが、柄頭はあるみたいです。持ち手の小指側に曲がったそれは、むしろシミターの特徴に近いようです。
他にも、鍔から刀身の右側に向かって突き出ているという「ネーゲル」と呼ばれる手を保護する部位も見当たりません。
なんだか不思議な武器ですね。
山賊の湾刀
大きく湾曲した刃を持つ曲剣です。
墓場のスケルトンはこれを二刀で用いています。
大きく湾曲……っていっても、これ曲がりすぎじゃないですか!?
刀身の先のあたりから急カーブして、最終的に90度くらい行ってる気がします。
刃を滑らせるためならここまで曲げる必要はないですよね。
フレーバーテキストを見るに、破砕戦争の後に跋扈した山賊たちの武器とのこと。この湾曲は飾りというか、脅しの意味もあったのかもしれません。
ボロボロな見た目の割に、重量は曲剣では最大の5.0。
イメージで勘違いしがちなんですけど、金属って錆びるとむしろ重くなるんですよね。
酸化、つまり酸素と金属が結びつくのが「錆」ですから、結びついた酸素の分、重みが増えるというわけです。
錆びたせいで重くなるわ、技量が必要になるわで散々なこの武器ですが、それでもしっかり実用に堪えるあたり、元々はかなり優秀な剣だったのかもしれません。
山賊ってすごい。
断胴の大鉈
長柄に溶接された分厚い大鉈です。
まさか狭間の地に溶接の技術があるなんて思いませんでした。
はんだ付けみたいに、融点の低い金属を使っているんでしょうか。
戦場において、敗残兵の処理に使われていた鉈です。
胴を割るためのものなので、「断胴」というわけですね。
内側に反った刃は、人体の丸みに合わせた形でしょうか。
解体に向いたそのつくりからか、致命威力は115と高めです。
そんなわけで、これは正確には武器ではありません。
動き回る相手を想定していないので、重さは大斧の中でも最重量の15です。
それでも生命を終わらせるための道具という意味では同じ……
というか、その目的においてはこちらの方が上のような気がします。
それにご安心ください。
褪せ人はもっと重いものを片手で軽々と振り回します。
グレイブ
長柄の先に、鋭利な刃をつけた武器です。
グレイブは中世のヨーロッパで使われていた武器で、片手剣である「グラディウス」が語源なんだそうです。
農具の鎌を戦闘用に調整したとか、ファルシオンに長柄を取り付けたのが始まりだとか言われているようですが、どうなんでしょうか。
地中に埋まっていたためか、ところどころ土がこびりついていますね。
お掃除しないんでしょうか。
手に入れたそのままの状態で使うのがこだわりだったりするんでしょうか。
大きく曲がった刃は見るからに斬撃に向いています。
フレーバーテキストにも「斬りつける攻撃に優れた、斬撃の長柄武器」とあります。
が、特に斬撃属性は持っていません。モーションによっては刺突もできるとか。
なんなんだこの武器は。
墓場の大鎌
曲がった枝に、大振りな刃をつけた大鎌です。
柄の中ごろにある突起は枝をそのまま使っているから……というわけではなく、実際の鎌にもあるもののようです。
ここを片手で持って支点にすることで、楽に草を刈れるんですね。
ということは、これも戦闘用ではない……?
老いた墓守が使っていたとのことですが、整備にも使っていたでしょうか。
古くは魔除けの意味もあったそうで、死の耐性を少し上昇させる効果を持ちます。
呪いを断ち切るという意味で、現実でも刃物は魔除けとして扱われることも多いようです。
これだけ大きな刃ならかなり強力でしょうね。
ただ、墓守が半ば呪いみたいな魔術を使ってくることだけが少し引っ掛かります。
呪いに負けてる……?
太陽の都の盾
太陽を戴く都が描かれた、栄誉の盾です。
でも、太陽の都なんてもはやどこにも存在していません。
していないんだそうです。
もともとはしっかりした金属盾だったようですが、ボロボロになって裏側の木材が露出してしまっています。
物理カット率も85と低め。
太陽の都。
そもそも太陽というのがよくわからない存在です。
太陽の都の盾
ソールの城砦で信仰されていた「蝕まれた太陽」
糞食いが見た導きの輪の似姿
今作での太陽に関する記述ってこれくらいしかなかった気がします。
ファルム・アズラの獣人骸骨もこの盾を落とすので、「ファルム・アズラが太陽の都なのでは?」とも思いましたが、彼ら山賊の湾刀とかも落とすんですよね。
なんかただの設定ミスのような気が……。
もしかすると、DLCで深堀りされるかもしれませんね。
スケルトンって刃が丸い武器を持っているイメージだったんですが、この盾を持ったスケルトンだけは直剣なんですよね。
幅広で剣身の長いしっかりした直剣でけっこうかっこいいデザインです。
ただ、この武器はドロップなしです。敵専用の武器。
ちょっと残念ですね。
クラゲの盾
狭間の各地、霊場にふわふわと彷徨う霊クラゲの頭を、そのまま盾としたものです。
スケルトン以外にも、墓場には彼らがいることが多いです。
それは死者たちを慰め、導く灯火なのか、それとも現世をさまよう霊魂なのか……。
いずれにせよ、盾として使えるのは確かです。
クラゲ素材なので、向こう側が透き通って見えますね。
よく見ると持ち手が見えます。
触手を結んで持ち手にしているんですね。それ刺されたりしないんでしょうか。
専用戦技「伝染する怒り」は攻撃力を高める技です。
何が「伝染」なのかというと、
クラゲの怒りを誘う
↓
怒りを自分に伝染させる
↓
攻撃力が高まる
だそうです。マッチポンプ!?
というか、このクラゲまだ生きてるんですね。
それを盾に……?
今回は以上となります。各地の墓場に潜む者たちの武器を紹介しました。
次回はレアルカリア魔術学院に関係する武器を紹介します。
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