幸せについての思考(2)
どんな人生なら幸せだろうと、また考える。
今日は仕事について。
きっと今の私は、かつて思い描いていた社会人だ。
幼稚園の頃、私は英語を好きになった。普段使わない言語を学ぶことがとても楽しかったのだ。それから心の片隅でずっと留学を夢見ていた。大学を決めた基準も「留学できるかどうか」だった。
留学するという夢が叶った時、次に見つけた目標は、「海外で働くこと」だった。留学先で見た日本人がかっこよくてうらやましかった。
就職先でもなかなか恵まれている方だろう。「東京で働きたい」という希望はあっさりと受け入れられた。時に英語を使いながら、海外と関わる仕事に就いている。さらに言えば、海外転勤の可能性もある。就職前の私からしたら、思い通りではないか。
でも、なんだかどこか、いつも足りない気がする。行きたいところがいつもあって、したいことがどこかにあって、本当の私が別に存在している、そんな気がしている。
なんでこうなるのだろう。こんなにも思い通りなのに。
思いつく理由は、今の自分に全く満足していないこと。性格は悪くなったし、何に対しても自信が持てなくなった。大きな夢のようなのものは見失ったし、行先もわからない。
今の仕事では、意見や意思はほとんど求められていない。ただ素早く、正確に、作業するのみ。これを繰り返した先に何があるのだろう。
こんなことをするために、ここまで生きてきたのかなあ、と思わざるを得ない。無駄に悩みがちだから、よくないということも分かっている。「まあ頑張ってればなんとかなるよね!」と人生を進めたら、ちょっとは楽かなあ。
私にとって、幸せな仕事とはなんだろう。
続く。
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