【ネタバレなし】地球交響楽を見て

今年も映画ドラえもんを見てきました.長い年月もあってだいぶと緩和されたとはいえ,根本が旧ドラ信者である自分にとってたまに地雷が混じっている新ドラは油断ができないので,毎度毎度覚悟を決めて見に行っているのですが,今回それは杞憂に終わってくれたなという気持ちでした.

結論を言いますと,新ドラの映画でも「のび太のひみつ道具博物館ミュージアム」を楽しむことができる人であればまず間違いなく楽しい映画となっているのではないでしょうか.ひみつ道具博物館は藤子先生原作のドラえもんにはない,旧ドラのままでは表現できなかった色がうまく出ている作品であると自分は思っています.昔の,旧ドラのときは「ハラハラドキドキ」や「大スペクタクルアドベンチャー!」といった文言がよく似合う作品が多く,冒険譚が主流でした.一方今作やひみつ道具博物館は「楽しい!」が感想として一番最初に出てくるような作品というのでしょうか,確かに冒険のハラハラドキドキ感というのもあるのですが,すんなりと物語の中に自分を入り込ませてのび太たちと一緒に楽しむことができるような映画だと思います.

また今回「安心した点」として「無理やり泣かせに来る場面がない」というのが挙げられます.映画を見ていたら自然とじんわりこみあげてくるような,そういった感動のさせ方をしてくれたので,感動させる方法は旧来のドラえもんと同じでした.ほんと,「これでいいのよ」という気持ちです.


地球交響楽シンフォニーとあって題材は「音楽」なのですが,しっかりとオーケストラを使って演奏をしているわけで,挿入曲であったりBGMだったりがやたら豪華に感じました.そんな音響に力を入れている作品なので,家では劇場の音響を再現できない以上,アマプラとか地上波でいいやという人には「せっかく見るなら劇場で見ないともったいないよ」と伝えたいです.

「音を楽しむと書いて音楽」ともよく言われますが,まさにそんな作品だったと思います.


のんびりネタバレ有の感想も書いていくので見た後にそちらも見ていただけると嬉しいです.

— 了 ―

pyocopel


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