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VRC学園7日目

そもそもVRC学園てなんやねんという方はこちらから

7日目は選択授業でそむにうむさんによる『アバターを動かす技術「IK」「スキニング」「物理演算」について』でした.実はという話ですが,講師紹介のビデオで講義内容についてなんも触れへんやんとか内心思ってた方の講義でした.しかし経歴はすごく,「日本最初のポリゴン美少女モデルを作成した」という方でした.

講義のお話

講義の内容としては一言で言うと用語の解説とその概念がどうして必要とされるようになったのかという内容でした.ハッキリ言って大好物です.こういうそもそも話.

最初はボーンの話から……ですが,37年前(1986年ですよ.映画ドラだと竜の騎士ですよ.)に研究室で美少女モデルを作った上で作るためのソフトをプログラムしたという話から始まりました.正直何を言ってるんだこの人はという気持ちでしたが,実際にPC-9801VM2でモデリングを行い,16000ポリゴン程度のモデルを作成したそうです.

授業中の様子

ここからはおそらく歴史の流れに沿って用語の解説をされて行きました.ボーン構造の話から,UnityのRig,移動するときに必要となるFKの話,ポーズの設定を楽にするためのIK.そしてアバターの関節を滑らかにするためのスキニング,服や髪などの挙動に使う物理演算という順番でした.一応全てなんとなく知っているというような状態のものでしたが,改めてロジカルに解説をしていただいて解像度が高まったような気がしました.おそらく完全に理解した状態です.もっと勉強しないとだめですね.

質問での会話

そのあとは質問したいことがあったので質問が止むまで待っていたり,他の人の質問を聞いたりしていました.その質問がいったん止んだので,「計算能力がネックになってアイデアはあるのに実現ができなかったことはあるのか」ということを聞いたら,リアルタイムに3Dモデルをレンダリングする技術であったり,PCをフルカラーにできなかったという話だったり,MMDに物理演算を入れるアイデアをした話だったりをしていただきました.

授業の中でVRChat向けにフィギュアを作れるサービスを展開する予定ということでお値段がなんと5000円を想定しているとのことでした.

5000円でフィギュアというとDMMのセールを思い出したので,FBXとか提出する想定なのかとか,どういう技術でやろうとしているのかということを他の人の質問ついででお尋ねしました.透過PNGで服を透過させているところまで再現できるなど,聞いてる感じ非常に期待できそうな話でした.ただアバターの権利についてはフィギュアを作っても大丈夫かどうかの確認が取れる方のみに展開を想定しているそうです.自分のマロンちゃんフィギュア,是非とも作ってみたいですね!

そむにうむさんは最初に「プログラミングをしてからモデリングをした」というように仰っていて,「一体どんな機能を入れたのだろうか」と疑問に思いました.なので尋ねることにしてみたのですが,「円の断面をアニメーションで変形して中点補間すれば鼻の飛び出た部分が作れる……」と気付いたそうなのですが,わかるようでわからなかったのでその後補足してくれた回転体で作ったということでひとまず理解しました.今になって録画した解説を改めて聞いたのですが,円断面を変形できる機能をつけて顔の形を作りそれを積分してあげれば顔ができるということなんですかね.合ってるかわかりませんが,とにかく回転体で人間の身体を作れるのかと驚いていました.

そのあとは今されていることの話をしていただいて,万博の「ミライ REBORN スマイプロジェクト」という企画に参加しているという話をしていただきました.そむにうむさんによるとVRChatのワールドモデラーさんらに参加してもらいたいけど,なかなか拡散力が...….ということでした.結構おもしろそうなので参加できたら参加してみたいところですね.

組の垣根を越えた交流会

10-6のわたきちさんという方が企画主催したクラスの垣根を越えた交流でした.ただ気持ち10-4が多めな感じがしましたね.いつものメンツ+αという感じで楽な気持ちで参加していました.

自分がサイコロを回した時に出てしまったのが「タイムトラベルできるなら過去と未来どっち?」というトークテーマ…….タイムトラベルと聞いて一発目に出てきたのはドラえもんの2008年にタイムマシンができて邪馬台国の所在がわかった話,そしてTPぼんの時空流に流されて未来へ飛ばされてしまった話,SF短編のあいつのタイムマシン…….あまりにもフラッシュバックしすぎてパンクしました.実際邪馬台国がどこにあるか気になるし,過去改変をした場合未来にどのような影響が出るのかも気になるし,人類がどう発展するのかも気になるし,人類の滅亡は一体どのようにして訪れるのかも気になる.…...今落ち付いて考えると,強いて言うなら過去なのかな…….過去改変した場合,世界線がどうなるのかは非常に気になるので検証してみたいですよね.

サイコロトークの様子

人がだんだんと落ち着いてきたところでT-fcさんが誕生日ということが発覚します.

いつもの誕生日アバターに囲われるT-fcさん

というわけで誕生日をお祝いしつつ,サイコロトークを進めていたら最後にはえんじぇるじゅーしーの人だけになったのでそこからは軽く雑談をしてこの日は解散となりました軽く雑談ではなく作戦会議,この文言は先生方へのサプライズのための嘘でした.

いきさつから言うとこの日の12時にむんすりさんからDiscordが飛んできました.内容は10-3及び10-6では卒業式の日にサプライズを企画しているからこちらでもやらないかというもの.そこで先生を泣かせるための作戦サーバーに招待されました.あらかじめdiscordにてコンテンツは動画が良さそうかなという話になり,21時から作戦会議がありました.自分はそこに参加できなかったのですが,動画の内容をどうするかという会議があったそうです.

そしてえんじぇるじゅーしーだけとなった深夜に自分,ケイスケさん,むんすりさん,t-fcさん,円周率さん,Rabbitさんで会議が始まりました.作業日数的にも3日ほどしかないし動画の編集をしていただけるt-fcさんの負担も減らしたいというのを前提にして具体的に動画をどう作っていくかの話をしていました.例えば動画の尺であったり曲をどうするかだったり…….最初は個人個人でメッセージ動画を録ってそれを編集するという案やみんなで声を合わせて動画を録る案であったりが出ていました.この中で絵コンテとかあれば良いなという話があったのですが,ケイスケさんが描いていただけることになって,「学生に戻ったつもりで頑張ろ」と一念発起してくれました.とはいえまさか深夜の3時に仮の動画ですって言って出てくるとは思いませんでしたね.ケイスケさんが落ちたところで今度は本当に軽い雑談をして終わりました.

というわけで次の日はとろまるさんの初心者でもできるイベントの開き方ということで,イベンターとしては絶対に受けたい授業ですね.もうイベントをやって4年とかなので凝り固まった頭をほぐすつもりで臨みたいと思います!

7日目の感想

最近感じたのですが,10-4みたいなクラス交流であれば少なくとも2週間は一緒にいることになるので,フレンドになっててもまあ忘れることはないでしょうという気持ちになって軽率にフレンドになることができます.一方で10期のようなくくりだとその後会うことはあるのだろうかという気持ちになってフレンド申請されても「あ,次会った時に承諾しとくね」というような感じになってしまいます.

自分のことの考察にはなるのですが,結局のところ一気にふろしきを広げたくない人なのかもしれません.別に交友が広がる分には抵抗はないのですが,一気に広げるのではなくてちょっとずつ確実に広げていきたいタイプというかなんというか…….

えんじぇるじゅーしーは積極的に参加したくなるけど10期交流会的なものにはそこまで積極的じゃないのはそういう内面的な理由もあるんだろうなと感じた今日この頃です.

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