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コロナの頃1:古本

 こんな時期じゃないと感じられない感覚とか思いとかあるのでいつまでこんな状況か分からないけど、ふと何か感じたときに簡単でも残しておこうと思う。

 外出自粛制限が発令されて色んなお店が休業を余儀なくされた。人々は生活を維持する上での不要不急の外出を控えるようになった。1週間もしたらそんな街の風景にも慣れてしまったが、当初は「なんか元旦のみたいだな」とふと思っていた。

 スーパーとかドラックストアは完全に生活必需品を扱うお店として変わらぬ営業をするが、そういった類の店以外は生活がかかっているので簡単に自粛してくれと言われてもそうとはいかないよな、と未だに頑張っている店を通るとホントにそう思う(僕自身もまさにそうであるがそれは置いといて)。
 そんな中で気になっているのが、ブックオフが当たり前のように開いていて、いつもより賑わっているということ。他に行くところもないし、家に籠る上での暇つぶし探しが合わさった需要がここだろう。昨今では古本もメルカリやアマゾンで買う事が僕自身もめっきり多くなり、世の中的にもそうなんだろうなという感じでブックオフもかつて賑わいはなくなり、古着やブランド品、ハードなどの扱いを拡大している。そもそも、電子書籍を買う人が増えてきたというのと、本を売るのも直接売買が手軽になったので流通する本も減ってきていると聞いている。僕もここでの暇つぶしと宝探しは大好きだったので、いつまで持つかなー、、、と心配になっていたのだが、、、。(※という割には全然行っていない地元の長年やってきた洋食屋が普段行っていないクセにいざ閉店となるとfacebookに思い出いっぱいに書き込むようなダサい人間は僕です。)こんな時期に感染不安に駆られながら働いている人たちもいるので妥当な表現ではないかも知れないけどちょっとした特需なんだろうな。

 今日書き残りたかったのはブックオフの事では実はなくて「古本」のことだ。僕自身もかつては古本、リユースも扱う会社に属していたのでそれが調子いい頃と、斜陽になった頃を見ている。催事として出す古本も以前ほどは需要はなくなってきた。
 が、ここにきて、状況が変わってきているっぽい。地元のスーパーの店頭で今まで一度も見たことなかった新古品書籍の販売がドカンと展開されているではないか。見てるとちょろちょろ人もついて買わてれいるし。どこの会社が入れたかわからないけど3か月前には想像もしていなかっただろうなぁ、この卸の人たち。で、こちらがその写真。

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 仕事や場が大きく強引にオンラインへの舵を切らざるを得なくなった世の中でこの辺はアナログに戻っているのがちょっと興味深い。状況が落ち着いたらどうなるんだろうか。やっぱフィジカルな本の手触りっていいね、となるのだろうか。

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