スキしてみて
きっとみんな「スキ」が欲しい。
noteでいえばスキ、ほかSNSでいうと「いいね」だ。このいいねの数に人は振り回されてしまう。
ぷいんはこの「スキ・いいね」にたくさん振り回された。そんな振り回された男の末路を書いていきたい。5分ほどで読めるのでお時間頂ければ見てほしい。
ぷいんがちゃんと向き合った初めてのSNSはTwitterが最初だ。始めた理由は簡単で「Twitterで認知度を上げてチヤホヤされたい」からだ。
だけどそう甘くなかった。始めた当初は全くと言っていいほどいいねがつかない。
チヤホヤのチの字も見えてこない状態だ。
とんでもなくつまらない。
ぷいんは、いいねに対して変なこだわりがあった。
「いいねというからには本当に、純粋にいいねと思えたことじゃないといいねしない。いいと思わないものにいいねなんぞ押さん。」と頑固なラーメン屋のおやじみたいな強い信念を持っていた。
だからちょっとやそっとのことでは他人のいいねボタンを押さなかった。
だからだろう。
ぷいんにも必然的にいいねがつかない状態が長く続いた。
Twitter文化にギブ&テイクが目立つ。
いいねがついたらいいねがもらえやすい。
それでも根気よく続けていくと一つ、いいねがついた。「初いいね」だ。
しかもいいねだけではない「コメント」まで付いたのだ。約一年前のことだがぷいんはそのコメントをしてくれた人と、内容をはっきり覚えている。本当にうれしかった。
初コメ
「おもしろい笑笑」
……ッッッッ悪魔的だぁぁぁ~!!!
舞い上がった。
なにせ真面目に140文字考え、せっせと起承転結まで考えて自分の中で「これは面白い」と思うツイートを毎日5個は投下していたから喜びはひとしおだ。
大げさと思うだろうか?大げさである。
だけど本当にここまで喜んだのを覚えている。あの頑固なラーメン屋のおやじが、初孫を愛でるようにほころんだ。
それからというものの、いいねの快楽に浸っていく。
「いい!と思わないものでも既読感覚で押すことも良しとする」ことにした。初孫にはとんでもなく優しくなる頑固なラーメン屋のおやじのようにこだわりは消し去った。
それからはどんどんいいねがつくようになり、こだわりを持って作ったツイートのおかげでどんどんフォロワーも増えていった。
コメントのやり取りも積極的に行いいろんな人と交流を行った。さらにこのタイミングでイラストを投下。全員、褒める。誉める。褒め称えてくれる…!
そしてついにフォロワー3000人くらいの時に目標を達成できた。
「今……ぷいん、チヤホヤされている…!」
そう。チヤホヤされてしまった。
これがいけなかった。
勘違いが進むことになる。
いいねは押しに行かず、コメントも積極的にいかなくなってしまった。そのチヤホヤされ具合に勘違いをした。あぐらをかいてしまったのだ。
「いい!と思うもの以外はおさん。コメントもせん」とまた頑固なラーメン屋に戻ってしまった。初孫が成人して家に寄り付かなくなってしまったのが原因だ。何を言ってるのか分からなくなってきた。
それからは目に見えていいねもコメントも少なくなってしまった。
するとそれは寂しいからいいねを積極的に押してはコメントも積極的に押しに行く。
するとまたチヤホヤされ、また頑固じじいにもどり、またいいねが少なくなりまた自らいいねをしに行く…………。
いや疲れた。
チヤホヤされ続けるためにはこんなに疲れることなのかと思った。もう閉店したい。閉店して初孫に会いに行きたい。また脱線してしまうから話を戻す。
それを約1年ずっと続けてきた。いいねに振り回された1年。だから気分の波も激しいし、時間も吸い取られる。
最近になってようやっといいねなんてどうでもいいと心底思えるようになった。
今までも「いや、いいねの数なんて関係ないよ」と言ってきたり思ったりしたけど、本心ではなかった。
だけどここまでの時間を使って、どこの誰とも分からない人からいいねをもらって喜ぶことや、わざわざコメントをしにいったりするのは本当にどうでもいいと思えるようになった。
だって疲れる。
今は頑固なラーメン屋に近い考えだけど少し違う。
「好きな人が発言してるのを見つけたらいいねを押しに」いってる。
8500人ほどフォロワーさんがいるけどはっきりとどんな人で何をしている人か分かるのはおそらく2桁だ。
そんな人とだけ向き合えばいい。そう思えてる。ずっと思ってたけど最近やっと、心から思えてる。
自分が好きなように発信し、好きな人の発信を見つけ、その人とじっくりコトコト時間をけて仲良くなるのが健全だ。
まるでおいしいラーメンのスープを煮込むように…ね(ドヤッ)
以上ここまで読んでもらってありがとうございます。
いい時間を過ごせたな。と思えばスキ・サポートがあると嬉しいです。
ぷいんぷいん。
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