人には、「リアルの自分」と「バーチャルな自分」がいる
凄く哲学っぽいタイトルになってしまった…
そこまで難しくない話ですが、リアルなコミュニティの場にいる自分と、バーチャルなコミュニティの場にいる自分って違うよね。って話です。
僕は、このアカウントも実名でやっているので、限りなくリアルに近いですが、それでも自分の中では「バーチャルな自分」に寄っています。
ごちゃごちゃ言ってもややこしいので、実例で簡単に説明していきます。
リアルな自分はLINEにいる。バーチャルな自分はTwitterなどのSNSにいる
リアルな自分の事は凄くわかりやすいです。
LINEの中にいる自分です。LINEにはリアルで面識のある方や、Twitterで知り合い仲良くなってリアルな関係としてつながった人たちがいます。
でもTwitterは違います。
Twitterでフォローしあっているけど、LINEでつながるのはちょっと…ってパターンありませんか?
ここがリアルとバーチャルの自分の境界線だと思います。
もしかしたらリアルなコミュニティの方がより密。なのかもしれません。
でもバーチャルなコミュニティにいる自分は気軽に見ず知らずの面白そうな人たちと簡単に繋がれるというメリットがあります。
リアルな自分は人と繋がりにくいが、密な関係を結び、
バーチャルな自分は人と繋がりやすいが、気軽な関係を結ぶ。
eスポーツや、ゲーム界隈を見ると、バーチャルな自分をTwitterなどのコミュニティに置いて友達を探したりしている人が多いのではないでしょうか。
これは以前も書きましたが、ゲームって人それぞれ好きなジャンルとかタイトルが全然違うんで、リアルなコミュニティの中から探そうと思っても難しいんですよね。
でも、バーチャルなネット上の不特定多数の人から探す方が可能性が高いし、簡単。
だから、Twitterでゲーム友達を探している状況です。
バーチャルなコミュニティの欠点
簡単に人と繋がれるバーチャルなコミュニティの欠点は、「自分がどんな人なのか伝えづらい(伝えたくない・隠したい)」という事です。
逆に、相手の事もどんな人か分からない。って状況です。
どこの馬の骨かわからない人が無数にいるんです。
フォローし合うぐらいの関係値作りはそれでも大丈夫です。
ただ、一緒にゲームをやったりするのは抵抗がある。といったことになります。
密に関わろうとすればするほど抵抗が高まるんです。
これは当然の帰結です。
でもバーチャルなまま密につながる。ということが可能にならないとeスポーツ業界、対戦ゲーム業界は難しいのではないかと思っています。
今フレンド募集の掲示板などいろいろとありますが、結局どんな人かわからないから、一緒にやるのが怖い。といったハードルによって諦める人がいるみたいです。
さらに募集要項に「VC必須」なんて書いてたらハードルが上がります。
VC(ボイスチャット)をするということは、自分の”リアル”な声を相手に知られることになるからです。
つまり、リアルな繋がりに近くなるんです。
このバーチャル→リアルへの変換が非常に不安になってしまうので、フレンド募集をTwitter上でしても、集まりにくいのが現状です。
バーチャルなまま密なコミュニケーションを取る事は可能か
では、バーチャルな繋がりのまま、より密にコミュニケーションを取る手段はあるのでしょうか。
結論から言うと、現在はありません。
残念ながらVCをするとなると自分の声が入ってしまいます。
Twitterだけのつながりでは、ゲームを一緒にプレイしながらコミュニケーションは取れません。
ここの解決方法としては、
①バーチャルな繋がりのまま、LINEのように日常でもコミュニケーションが取れる
②一緒にゲームをするとき、VCなどを繋いでもバーチャルな自分のままでいれる。
事です。
①については、
例えば、Twitterログインで使えるようなチャットツールがあるといいかもしれません。
そこにさらにゲーマーマッチングプラットフォームがセットになると尚良。
つながる→コミュニケーションを取るまでがシームレスに、バーチャルなママ可能です。
②については、
VCはどうしてもリアルな自分の声になってしまいます。
ボイスチェンジャーなども出ていますが、機械的な変換なので、犯罪者のインタビューのような声に…
ただ、今日発見した記事で1つ可能性が見えるものがありました。
自分の声をリアルタイムでキャラクターがしゃべったかのように変換してくれるツールです。
もちろん精度は問われるのですが、もし仮に使えるレベルのものであれば、名探偵コナンの声で通話しながら、ゲームを一緒に楽しむことが可能に。
これが出来ると、バーチャルな自分を保ちつつ、キャラの声という言い訳があるので自分の声じゃなくても不自然じゃありません。
この機能は以前からあればいいなと思っていたのですが、技術的に声を標準化するハードルが非常に高いので、難しいかなと思っていました。
でもさすがと言わざるを得ない人工知能の研究成果です。
世の中の凄い人たちの功績を使い倒せ!
このように世の中の色んな形の努力が実を結びはじめていて、eスポーツ業界・対戦ゲーム業界としては、非常に良い環境はできつつあるのではないでしょうか。
今回のボイスチェンジャーの例のように、素晴らしいプロダクトがたくさん生まれています。
・個人でレッスンなどを開きたい場合はmoshを。
・自分のプロダクトに必要な人をSNSで探したい場合はbosyuを。
・オンラインサロンをやりたい場合はDMMオンラインサロンを。
・ブログで自分の考えを発信したい場合はnoteを。
といったように、良いプロダクトは日々生まれ続けています!
自分が実現したい事のためには、これらを良いように使い倒していくのが良いと思っています。
より良いプロダクトが生まれるのに日々わくわくしています!
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