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0038 デヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴン・タトゥーの女』聖地巡礼

2023‎年5月‎3日(水)にスウェーデンのウプサラとストックホルムで4‎日(木)にもストックホルムでデヴィッド・フィンチャー監督『ドラゴン・タトゥーの女』(The Girl with the Dragon Tattoo)の聖地巡礼をしてきました。

作品は、スウェーデンのスティーグ・ラーソンの推理小説「ミレニアム」シリーズ(「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる狂卓の騎士」←原作者の死後にもこれらの続きが出版されている)の第1作がまず、スウェーデン本国で映画化されて、日本でも『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(Män som hatar kvinnor)のタイトルで公開。瑞題は出版題名ママの「女たちを憎む男たち」の意でミソジニーがテーマ。映画は国内で大ヒットし、すぐさまハリウッドがリメイク権を獲得。アメリカの東海岸とかにありそうな財閥にローカライズすることなく(←実は珍しいパターン)、スウェーデンを舞台に英語で映画化しています。

ストーリーは、スウェーデンの「ミレニアム」誌の記者ミカエル・ブルムクヴィスト(演:ダニエル・クレイグ)は、財界汚職のスクープを執筆しながら名誉棄損裁判で敗訴。窮地に陥ったミカエルは、スウェーデン有数の財閥の元会長ヘンリック・ヴァンゲル(演:クリストファー・プラマー=青年時はジュリアン・サンズ(2023年1月23日没RIP))から、40年前に迷宮入りとなった16歳のハリエット・ヴァンゲル失踪事件の再調査を依頼される。ミカエルは、龍の刺青を入れた天才ハッカーのリスベット・サランデル(演:ルーニー・マーラ)とともに捜査を進め事件の真相を究明する。

まず最初に登場する聖地はストックホルム地方裁判所 Stockholm Tingsrätt 。
Stockholms tingsrätt (domstol.se)
Stockholms tingsrätt – Wikipedia
作品のオープニングで、007…じゃないミカエル(演:ダニエル・クレイグ)が大物実業家の武器密売告発記事の名誉毀損裁判で敗訴します。

『ドラゴン・タトゥーの女』Tシャツを着て裁判所の入口の前に立ってみた
イイ感じで映画本篇みたく傘を差した人が通り過ぎました

ハリエットが40年前最後に目撃されたパレードはウプサラの大学図書館へと続くドロットニング通り Drottninggatan で撮影されました。
Drottninggatan, Uppsala – Wikipedia

ドロットニング通りの奥に見えているのがウプサラ大学図書館

リスベット(演:ルーニー・マーラ)はセーデルマルム島のスルッセン Slussen 駅に近い プステグレンド Pustegränd の階段を登ります。
Pustegränd – Wikipedia

『ドラゴン・タトゥーの女』Tシャツを着てプステグレンドの階段に立ってみた

ジェームズ・ボンド…じゃなくてミカエルはウプサラのドロットニング通りで事件の手がかりを探します。

ドロットニング通りで『ドラゴン・タトゥーの女』Tシャツを着て立ってみた
ミカエルが歩いた道に立つと、まるで自分がMI6の諜報員になったかのような気分になります

ヴァンゲル家のストックホルムの所有物件で、ミカエルが「ミレニアム」誌社主エリカ・ベルジェ(演:ロビン・ライト)とよろしくやっているマンションが、セーデルマルム島のバストゥ通り Bastugatan の徒歩陸橋がある目立つ建築物。
Bastugatan – Wikipedia

リスベットのアパートは、セーデルマルム島の ブレンキルカ通り Brännkyrkagatan にあります。
Brännkyrkagatan – Wikipedia
因みにこの場所がストックホルム滞在で最後の聖地巡礼地となりました。

ラストシーンでセーデルマルム島のバストゥ通りの高級マンションが再登場。ハリエット失踪事件の解決後、リスベットが素敵な贈り物を用意してミカエルを電撃訪問。だけどミカエルがエリカとよろしくやって出てきたところを見かけちゃって、プレゼントを渡しそびれて映画はここでおしまいです。

バストゥ通りの陸橋の前で『ドラゴン・タトゥーの女』Tシャツを着て立ってみた

©2023 プッチー・ミンミン
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