0081 ピーター・ジャクソン監督『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』聖地巡礼
2023年12月29日(金)にニュージーランドのワイカト地域マタマタで12月30日(土)にニュージーランドのオタゴ地域クイーンズタウン市とグレノーキーとパラダイスとアロータウンで2024年1月1日(月)と2日(火)にニュージーランドのウェリントン地域アッパーハット市とウェリントン市でピーター・ジャクソン監督の『ロード・オブ・ザ・リング 旅の仲間』(The Lord of the Rings : The Fellowship of the Ring) の聖地巡礼をしてきました。
遥か昔の中つ国 Middle-earth、緑あふれる美しいホビット庄 The Shire ホビット村 Hobbiton には昔の時代から伝わる一つの指輪があった。その指輪は遥か昔、冥王サウロンが造った全てを支配する力を持つ指輪だったのだ。一度は殺害されたが数千年の時を経て復活したサウロンは指輪を再び手にしようとしている。再び指輪が世界を揺るがす時が来たのである。指輪を破壊しなければならない…その方法はただ一つ、滅びの山 Mount Doom の火口である滅びの罅裂に指輪を投げ込むこと…。
新たな指輪の所有者となったのはホビットの少年フロド・バギンズ(演:イライジャ・ウッド)。指輪の恐るべき力を知ったフロドはホビット、エルフ、ドワーフ、魔法使いそして人間たち9人の「旅の仲間」と共に指輪を破壊すべく旅に出る。仲間たちの使命は自らの命を犠牲にしても、フロドの身を守ること。指輪の宿命を背負うことが出来るのはフロドただ一人だからだ。旅の途中、サウロンの追手との激しい攻防で傷つき、仲間を失いながらもフロドの長い旅は続いていく。その先に待つのは光なのか闇なのか…?
という訳ですべての始まりはホビット庄のホビット村(ホビットン)。『ロード・オブ・ザ・リング』3部作撮影終了後にワイカト地域マタマタのアレクサンダー牧場に作られたセットは全て取り壊されたものの、『ホビット』3部作製作にあたり、オーナーが撮影およびセット組み直しの条件に出したのはセットをそのまま残す事。という訳で今やホビットンは世界各地から『ロード・オブ・ザ・リング』の世界観を体験するテーマパークとなっております。
Hobbiton™ Movie Set Tours (hobbitontours.com)
Hobbiton Movie Set - Wikipedia
ガンダルフ(演:イアン・マッケラン)が訪ねたサルマン(演:クリストファー・リー)の居塔のアイゼンガルド(庭園)のロケ地はアッパーハットにあるハーコート公園。
Harcourt Park UHCC (upperhuttcity.com)
ホビット村を出発した時点ではフロドと庭師のサム(演:ショーン・アスティン)の旅だったが、すぐにメリー(演:ドミニク・モナハン)とピピン(演:ビリー・ボイド)が加わります。ホビットたちは丘を歩くうちにマッシュルームを見つけて大喜びも束の間、ナズグール=指輪の幽鬼=黒の乗手 Black Riders から身を隠したロケ地はウェリントン中心部の東すぐの丘のマウント・ビクトリア。
Mount Victoria (Wellington suburb) - Wikipedia
なんと、この場所…ロケハンをしっかりやらない自主映画にありがちな「そこら辺の山」で撮影されてます。
エルフのいる裂け谷 Rivendell のロケ地はアッパーハットのカイトケ・リージョナル公園です。
Kaitoke Regional Park - Wikipedia
こちらで作られたセットは凡て取り壊されていて、本篇には出てこなかったゲートのレプリカと幾つかの撮影記念碑が残っています。
サルマンのいるアイゼンガルドは南島のワカティプ湖に注ぐダート・リバー・ヴァレーでも撮影されています。塔のシーンは殆どこっち。
Dart River / Te Awa Whakatipu - Wikipedia
裂け谷 Rivendell から旅の仲間がアンドゥイン川を下ります。アンドゥイン川はニュージーランド北島・南島の色々な川で撮影されてますが、アルゴナスの門 Gates of Argonath =王の柱 Pillars of the Kings (※イシルドゥルとアナーリオンの姿が彫刻された巨大な石像)を通過する辺りは南島のワカティプ湖から流れ出るカワラウ川です。
Kawarau River - Wikipedia
アモン・ヘン Amon Hen の森はグレノーキーです。省略しちゃったけどロスローリエン Lothlórien の森もこの後登場するファンゴルン Fangorn の森のロケ地もここ。
湖畔でフロドは仲間から離れる場所はセブン・マイル・ポイント。
再度、グレノーキーのアモン・ヘン Amon Hen の森で第一部の終了です。
念のためシリーズ1作目なのでメインのスタジオもご紹介。
ウェリントンのストーン・ストリート撮影所です。
Stone Street Studios – Built for filmmakers by filmmakers
南半球で最も稼働率の高い撮影所ではないかと…。
更にニュージーランドで製作される映画で撮影頻度の高いSF映画およびファンタジー映画に欠かせないプロップとか特殊効果専門の会社がウェタ・ワークショップ
Wētā Workshop (wetanz.com)
Wētā Workshop - Wikipedia
こちらはツアーで見学できます。
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