大人が子供に本当に教えてほしいこと

大人の皆さん。
悪いと思った時、素直に謝れていますか?
自分は間違えていないと思う事をちゃんと主張出来ていますか?
嬉しかった時、ありがとうと声に出して伝えていますか?

いろいろな事が"当たり前"になっていませんか?

ご飯が食べられること、仕事があること、友達がいること、親がいること、家族があること。

それらはみな、当たり前なんかではありません。

当たり前じゃないことに気付いた時には、既に遅過ぎたって後悔に繋がらないように今から"在るもの"へ感謝を忘れずに生きていますか?

例えば会社に雇われてる側は会社に感謝しなければなりません。
逆に雇っている会社側は、労働者に感謝しなければなりません。どちらもいなければ会社として成り立ちません。

お互いが感謝することはとても大切なことです。

人は本当に感謝をした時、何かの形で返したいと思う気持ちが自ずと芽生え、行動に繋がるものです。

けれど今の世の中はどうでしょう。

雇ってやっている。
働いてやっている。
どこかでそんな言葉を聞いたことはありませんか?

横柄な態度、責任の擦り付けあい、嫌み、陰口、いじめ……。
人として尊敬にはほど遠い言葉や行動で溢れていて、感謝する気力も遠退いてしまっている状態が目につきます。
いじめ問題も子供達の間だけに起こっている訳ではありません。

そんな社会に大切な子供の背中を、笑顔で押してあげられるでしょうか?

小さい頃から大概の子供達が、嘘をついてはいけない、ごめんなさい、ありがとうを言いなさい…などと教えられ育ってきたはずなのに、欲にまみれ嘘をつき、プライドが邪魔をして心から謝れない、当たり前になりすぎてありがとうを言うことすら思い付かない大人がどれほどいるでしょう。

幼い頃の私は自分の事しか考えない身勝手な大人が大嫌いでした。
口では言い事ばかりを並べて、行動が伴わない"大人"という名の生き物が、全て汚いものに見えていたんです。

窃盗、殺人、放火………。
犯罪で逮捕される人の数は子供よりも大人の方が圧倒的に多いです。

世の中でいうモンスターペアレントが「子供達の心を育ててあげてください!」と、我が子の責任を学校の先生へと向けました。

私は子供の心は、親が育てるものだと思っています。
学校は勉強を教わる場所だと思っています。

大人にとっての社会は、子供達にとっての学校です。

子供がぶつかった壁にいかに対応していくか、共に考え学ぶのが大人の役割ではないでしょうか。

子供は自分に一番近い大人の影響を受けます。

存在してくれている事への喜びを忘れずに接してください。
短い時間にしか会えない時こそ大切に過ごしてください。
大人の言うことは聞きなさい!なんて奴隷みたいな扱いをせず、ダメな事は愛情を持って説明してあげてください。
成長期になって、子供が悪い事をした時はなんらかの理由があるはずです。それに気づいてあげられなかったあなたも子供に謝ってください。

私は子供達が変わる前に、大人達が変わらなければならないと思います。

自分の子供時代を思い出して話ができていますか?
自分の考えを押し付けていませんか?

子供にも人権があり、人格があります。

相手の立場になって想像する豊かさをもっと育んでください。

言われると嬉しい言葉を、やられると悲しい行動や痛みを、失う辛さを、得た幸せをたくさん想像してください。

そうゆう大人達がたくさん増える事で、子供達も自ずと人を尊重する事でしょう。

恥ずかしいなどと言っている暇はありません。
限られた人生の中で子供の成長はとても短く、遠回りしている暇なんてないんです。

そんな事言ってる間に、あの時こうすればよかった、ああ言えばよかった…が発生してしまいます。

いじめ、差別、犯罪。

そういった事柄が恥じるべき行為として、本当の意味での常識になるよう、大人一人一人が意識していければと思います。

そんな大人達に囲まれて育った子供達は、きっとこの世の中をいい方向へと導いてくれるでしょう。

子供に本当に教えたいこと。

あなたは愛されているということ。
想像力を膨らますこと。
在るものに感謝すること。
言葉にはよくも悪くも力があること。
全ては尊いということ。
最後に世の中には素敵な大人達がたくさんいるということ。

大人も完璧ではありません。
生きている間、ずっと学び続けるのだと思います。
間違えに気づいたら、2度と繰り返さないよう正さなければなりません。
 
子供達に夢のある未来を語れるような世界になるよう、私自身ももっと成長していこうと思います。
 
人それぞれ主観はありますが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

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