見出し画像

アーユルヴェーダと食事②

アーハーラ【食事】

人には、聴覚・触覚・視覚・味覚・嗅覚の5つの感覚があります。

主に食べることは舌が関係していますが、それは味覚だけでなく舌触りは触覚であり噛む感覚は聴覚であり、鮮やかな食材は視覚でとらえ、香りは嗅覚がとらえます。食べることは全ての感覚器官が活動する行いです。

アーユルヴェーダでは感覚器官と対象との接触の間違いが病の原因になるとしています。

感覚器官に刺激をあたえる食事が誤ったものであれば、ドーシャバランスが崩れたり、消化力が弱くなったり、未消化物が出来たり、体に詰まりがおこり、体力や抵抗力を低下させるといっています。

五感に加えて忘れてならないのは心の状態だと思います。

よく…恋焦がれる片思いの状態の時は胸がいっぱいで食欲が湧かなかったり…失恋で食べ物が喉を通らないとか…残念ながら私は微塵もこんな素敵な経験はないのだけれど…

ひとりでヨガの講習やアーユルヴェーダの講習に参加した時などは楽しくて気が付いたら朝から何も食べてなかった…
忙しいからではなく、楽しくて集中していると空腹に気が付かないで時間が過ぎてしまいました。
誰でも、どちらかは経験しているのではないかと思います。

食事の重要な役割は生きていくためのエネルギー源になること、体の組織を構成すること。
でも、ただ単にこれを満たす為だけなのであればペースト状にして流し込めば済むこと…
アーユルヴェーダの古典書であるチャラカ・サンヒターには食事の8部門があり、全てを重要視しています。

①性質
②調理法
③組み合わせ
④量
⑤場所
⑥時期
⑦食べる規則
⑧食べる人

ひとつひとつ大切なことなのでひとつひとつ見ていきたいところです🎵

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?