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アーユルヴェーダと体質⑤

トリグナ【3つの心の性質】

トリとは3
グナとは属性

サットヴァ=純質・叡質
ラジャス=動質・激質
タマス=暗質・惰質

トリグナはサットヴァを高めるためにラジャスとタマスをバランスさせることが大切であり、サットヴァだけで成り立つものではありません。

例えば、タマスの働きにより眠くなり、熟睡しているときはサットヴァの状態になり、ラジャスの働きにより目覚める…タマスとラジャスの働きなしにサットヴァは訪れません。

この3つ全てが私たちの内側に存在しています。そして、常に変動します。

食べ物にも当てはめることが出来ます。

サットヴァな食べ物は、新鮮な野菜や果物、加工されていないもの、自分の体質に合ったもので食べると活力がみなぎりエネルギーが高まります。

ラジャスな食べ物は、ニンニクやコーヒーなどカフェインを含むもの、刺激の強いもので心身を刺激し心が落ち着かず頭の過活動をもたらします。

タマスな食べ物は、採れたてではなく時間のたったもの、死んだもの、揚げたものにより、気怠さを生み出し、鈍くなり、アーマ(未消化物)を溜め込み詰まりを起こします。

食べ過ぎはタマスです。全てにおいて、食べ過ぎてしまえばどのタイプもこのことから逃れることが出来ません。

学び初めの頃は、全てのことをトリグナに置き換えて身動きが取れなくなりそうになり、よく迷走しました。

盲目になることは全てを暗闇にします。アーユルヴェーダの智慧もヨガの智慧もわたしたちのガイドとしてたくさんの手法を教えてくれます。

それを活かすのはわたしたちひとりひとりです。

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