見出し画像

アーユルヴェーダと食事①

アーハーラ【食事】

言わずと知れた
『私たちのからだは食べたもので出来ている』
ということ。

食事は私たちの命の源でもあり、大いなる楽しみでもあります。食事を選べるというのは本当に贅沢なことだと常々感じます。

健康的な食べ物、栄養バランスの取れた食事、質の良い素材、規則正しい食事、を適量とること…などが重要だと考える人は多くいます。
アーユルヴェーダでは、いつ(タイミング)、どのようにして(調理法など)、どこで(環境)、誰と、どの位の時間をかけて、食べるのが良いかまで考えます。

スクール時代のアーユルヴェーダ合宿の時、全てが楽しく毎日がワクワクの連続でした…その中でも楽しみでしかたなかった調理と食事!見たことのないスパイスや食材の新しい使い方、斬新な調理方法など!
でもたった1つものすごーく辛かったことがあります…私語厳禁の食事時間…

確かに食事に集中すると、五感がフル稼働するので、いつもより敏感に味や食感や香りを捉えることが出来ます。
一つの食材が噛み砕く速度や強さで変化し、味が変化していくさまは感動ものでした!

とは言え、やっぱり…美味しいねえ〜とか、コレはこうするともっと美味しいかもね〜とか、次はこうしたいね〜とかお喋りしながら食べたいです。

合宿という限られた期間だったからこそ、出来たのだと思います。この期間があったから、今でも食事をする時に一気に食事に集中する力は備えられました。その弊害に集中し過ぎて食べるのがより遅くなってしまいました…
アーユルヴェーダでは、早過ぎたり、遅すぎる食事時間も良しとしていませんので。

早過ぎる食事は、消化や栄養の吸収がうまく行われなかったり、食べ物が気道に入ったり、美味しさや満足感が分からなくなります。遅過ぎる食事は、無意識のうちに食べ過ぎたり、食事の始まりと終わりに時間差があり過ぎると食べ物の消化スピードが不規則になり、冷めることにより、これもまた美味しさや満足感が分からなくなります。

では、最適な時間、場所、環境、量、方法は?

食事に私たちはなにを求めているのでしょうか?

今、食べ物、食事について考えている人はどのくらいいるのでしょうね…

『私たちのからだは食べたもので出来ている』のに…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?