マスオとノリスケ、その関係について
こんにちわ、ぷるるです。
とつぜんですがみなさま、マスオさんとノリスケさんの関係を知っていますか?
磯野一家と妙に親しいアイツ
ノリスケさんは、波平さんを「おじさ〜ん」と慕い、ちょくちょく遊びにきます。マスオさんとも飲みに行ったりして、結構仲良し。
さっそく家系図で確認したところ、どうやら親族みたいです。
マスオさんは28歳、ノリスケさんは24〜6歳。親族に年の近い人がいるって、いいですよね。
でも、アイツとオレの関係って何?
「マスオさんとノリスケさんは、親友未満、親族以上という感じかな?」と、私は長いこと思っていました。
しかし、彼らは法律上だと「親族」ではないことが判明したのです!
というのは、親族の定義を決めている日本の法律「民法」において、親族にカウントされるのは、
自分の血縁は、6番目に近い人まで。
夫または妻
妻または夫の血縁は、3番目に近い人まで
と決まっているからなのです。
この『親族を数える番号(親等と言います)』は、自分の上下(直系と言います)を最優先、次に横(傍系と言います)を数えるルールです。
ちなみに夫または妻は、カウントしません。いわば「0番」。妻または夫という存在は、かなーりの特別扱いなんですねえ。
数え方の説明はまたいずれするとして、マスオさんの「親族」になるサザエさんの血族は、以下ような番号(赤字)になります。
ノリスケさんは4番目。よってマスオさんに取って「法律上の親族」ではないわけです(もちろんサザエさんにとっては「法律上の親族」ですよ)。
なんや君ら、「法律上は他人」かいな!
『法律上の親族』じゃないと、何か違うのですか?
「法律上の親族」だと、ちょっとした強制力が働いちゃいます。
例えば、生活に困っている親族がいるとします。もしみなさまが、その親族を大嫌いで、助けるもんかと決めていても、「法律上の親族」ならば、家庭裁判所から「助けたらんかい!」と命令されることがあるのです。
もしノリスケさんが脱サラして自営業を始め、見込みの甘さから大失敗。一文なしになったとします。この場合、ノリスケさんの兄弟姉妹は助けなくちゃなりません(兄弟姉妹はまた別に、助け合う義務があるのです)。
でもマスオさんにとって、ノリスケさんは「法律上の親族で」はありません。
だから、
「ノリスケくう〜ん、ボクお金ないからネ。自力でがんばってネ!」
と言っても、誰もマスオさんに助けを強要することはできないのです。
現実はもちろん、ケースバイケース
とはいえマスオさんなきっと、ノリスケさんを助けてあげるでしょう。二人は仲が良いし、サザエさんは暖かい人情の世界ですからね。
それに大事な存在なら、やはり苦しい時もその手は離したくないものです。
ただ、普段から親戚付き合いが全然ないとか、結婚式以来あったことがない。それどころか顔すら見たことないような場合は、逆に法律を利用して距離を取ることもできるってことです。
法律は上手に活用したいなあと、いつも思います。
ところで、今回サザエさんのメインキャラを描いてみて、一番髪型が凝っているのは、イクラちゃんだとわかりました。
それほど出てこないのにな・・・設定濃いですよね、彼。
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