連休の終わり、ロールキャベツを煮込みつつ、好きな歌に酔う。
こんにちは、ぷるるです。
楽しかった連休が終わってしまいました。
やっぱりちょっとしょんぼりしますよね。明日、特に嫌なことがなくても・・・。
そこで、ロールキャベツを作ることにしました!
普段あきらめがちな料理を、うーんと楽しんじゃおうって計画です。
ロールキャベツは本来、かなり簡単な料理だと思うのです。
材料も少なく、工程もシンプルですし。
でもタマネギのみじん切りと、キャベツでくるむところで時間を食うんですよね。
だから平日の夕食メニューには、どうしてもご遠慮願っちゃう。
でも今日は時間無制限!ゆっくりやりますよ〜。
私はタマネギの食感が好きなので、上記ぐらいの細かさでやめます。いつも思うんだけど、みんなどこまできざむのかな。正解なんてないですよね??
それからタネを作ります。その時ちょっとだけナツメグを混ぜるのが好き。あの香りがたまらなくって。
手のひら間でキャッチボールをしながら丸めていると、なんだか自分がプロの料理人になった気がします。
まあ「その気になるだけ」で、腕前に変化はないのですが。
さあ、いよいよ工程のハイライト!キャベツで包みます。
うちは半玉キャベツを使うので葉が小さくて苦労・・・そして破れる。
そう、ロールキャベツの葉は破れるのです。どれほど気をつけていても!!
でもなんとか包み終えてお鍋に投入。水、コンソメキューブ、ローリエと一緒に、弱火でじっくり煮込みます。
煮込んでいる間は、おやつを食べながら刺しゅうを楽しみます。
その合間にくつくつという鍋の音と、おいしそうな香りが・・・。
ああ、天国とはなんと身近にあるのでしょうか。それとも私が安上がりなだけ?
今日は『エラ・フィッツジェラルド』を聞きながら作っています。
ジャズは詳しくありませんが、とても好きな女性シンガーが2人いるのです。どちらもジャズ界の巨星ですから、ご存知の方も多いのでは。
彼女たちのアルバムは、結構聴き込みました。
まず一人目は、エラ・フィッツジェラルド。
エラの魅力は酸いも甘いも知り尽くした懐の広さ。それが一声一声からあふれ出てくる感じです。あと声自体も単純に美しい。
例えば口に出せない悲しみや喜びを抱えた時。エラは隣に座りこちらの肩を抱き寄せ、耳元でそっと歌ってくれる・・・そんなシンガーなのです。
「人生ってそういうものよ」と言いながら。
実際は歌いながらしゃべれませんけど、これは私の妄想なので、よし!
さて、デュエットも多いエラですが、私はこの人とのコンビがたまらなく大好き。
どうして?どうしてこんな風に歌えるの?この気持ちをどう表したら・・・
「あたいはあんた達をまだまだ何千回も聴くね。ああ聴くともさ!」
誰に宣言しているのかよくわかりませんが、そう大声で言いたくなる逸品です。
2人目はニーナ・シモン。
ニーナの魅力は魂の叫び度でしょうか。肚の底から揺さぶられます。
彼女の場合は、こっちがニーナの歌に引っ張られるんですよね。
私はどうしても彼女の歌を「ながら」で聴くことができないのです。気づくと手を止め耳を傾けてしまう・・・もちろん真顔で。
夜中にニーナを聞くすっぴんの私を見たら、怖いかもしれません。
あと、なぜか泣けちゃうんですよね・・・。だから夕暮れには絶対に聞きません。
エラもニーナも、その人生は波瀾万丈でした。1900年代中盤のジャズミュージシャンのほとんどがそうであるように。
だからこそ彼女たちの歌声に、私は強く揺さぶられるのかもしれないです。
そうそう、泣けちゃうといえばもう1曲。ファンではないんですけど、「ロックってこれだよな・・・」と思わずにいられない。
あと、私には悲鳴に聞こえます。聴いてるとすごく痛くなるのが難点です。
おっと、ロールキャベツから遠く離れてしまいました。
しかし、離れていても完成するところが煮込み料理の素晴らしさ。
なかなか美味しく出来ました。失敗の確率が限りなく低いのもロールキャベツの大きな魅力です。
あ、今気づいたけど、これパセリを振りすぎましたね。
ものすっごく『青のり』じゃないですか?
でもちょっとぐらいの失敗なんて!
好きな音楽を聴いて、ゆっくり料理をつくって、どうでもいい話をしながら平らげるのは、やはり小確幸です。
すっかり元気になったので、明日からまた頑張っていこうと思います。
みなさまも良き週明けを迎えられますように。
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