SunnySideUp

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最近の記事

勝手に人生のアップデート 

おそらく1年ぶり?くらいにnoteを開きました。 なんとなく寝付けず、新しいことを始めたい気分、というかなんだか文字起こしをしたい気分だったから。多分気持ちの整理をしたい時なのでしょう。 自分の文章を読み返すのって、少し恥ずかしいけど、過去のnoteの投稿を見て忘れていた感情や出来事がふわっと甦ってきた。 あれから1年ほど経ち、人生で大きく変化した部分が多かったので、勝手に近況報告というか備忘録というかを書いてみようと思う。 以前の投稿を見たら、だいぶ仕事に悩まされてい

    • 食べることは生きること

      食は生きること。 よく、「自分の身体は食べたものでできている。だから健康的にバランスの良い食事を摂りなさい。」という言葉を耳にする。食という行為は、生き物が持つ共通の習慣で、そして国や人種を超える。食は生きるために欠かせない行動であり、生きる根源なのだ。ただ、私にとって「食」とはまた異なる次元で「生きるための行為」だと強く思う。 家族との思い出を回想すると、それらのほとんどが「食」に纏わる思い出であるということに最近気がついた。旅行の最終日は決まって現地のスーパーに行って

      • 料理と食事と愛情と

        今年から料理を始めた。一人暮らしを機に、今までほぼしなかった料理を始めた。始める前は、面倒だと思っていた。作るのは勿論、その後の後片付けを考えると面倒そうだと決めつけていた。実際、料理にまんまとハマり、今は私の生活を支える行為となっている。 まず初めに、料理は自分を裏切らない。全てが自分の手にかかっている。失敗するも成功するも全て自分にかかっている。周りの環境や他人など関係ない。全て自分で決めて行動を起こし、そして完成させる。普段生活する中で、生きていく中で、結果が自分の行

        • 働くことと将来への不安(答えはまだない)

          noteに書くことの終わりはいつでも綺麗に。そうしないと終わらせ方がわからないから。そう思っていたけれど、今日はまだ答えの出ていないことを書こうと思った。自分の言葉を、気持ちを残しておきたいし、もしかしたら同じ状況の人と悩みを共感し、少しでも誰かの悩みを軽減できるかもしれないと淡い期待を抱いたから。なので、今日の話はきっとまとまりがなくて、少し暗いと思う。 本題に入る。将来のお話。働き方のお話。私は今年大学を卒業し、4月に社会人となった。学生の頃は親に迷惑をかけてばかりで、

        勝手に人生のアップデート 

          セルフケアのお話

          きちんと働き始めてから初の連休で、この三ヶ月間を少し振り返ることができたので、今回はセルフケアの方法について記録しておこうと思う。 社会人になってから、何か特別な理由があるわけでもないのに、心が窮屈で上手く息ができない時がたまにある。何かあるわけでもないのに、気分が落ち込んで分厚い灰色の雲が心を覆ってしまう。酸素が薄くて、「あ、ちょっとこのままだとまずいかも」と思う時がある。自分の奥底から出されている危険信号を感知しても、なかなかすぐに救ってあげることができない。正直、そん

          セルフケアのお話

          社会人になってから得たもの失ったもの

          またまた社会人日記です。 自分でノートに筆を走らせて日記を書けばいいのに、なんだか紙媒体で記録に残すことはハードルが高くて、見返した時に小っ恥ずかしくなってしまうのでnoteに書くことにした。 社会人になってから早3ヶ月があっという間に過ぎた。砂のようにサラサラと手からこぼれ落ちる時間。自分の無力さに落胆する日々、でも一喜一憂する暇はなく、目の前のことをただこなすこと、覚えること。日々が新しくてそれでいて変わり映えなく、この3ヶ月間で私は何かを得ることができただろうか。ま

          社会人になってから得たもの失ったもの

          ひと手間と小さな幸せを天秤に

          社会人になってから、世間一般に言われる「面倒なこと」が好きになった。 お茶を淹れる時はティーバッグからではなく、茶葉をティーポットに入れて。一人だってティーカップとソーサーを用意する。コーヒーは外で買わずに家で淹れる。自炊をしっかりする。時間がなくてもお風呂に浸かる。夜は眠くても良い香りのボディクリームを。お給料日の帰り道には疲れていても一輪の花を買う。そしてそのお花のお手入れをする。確かに時間に追われてはいるけれど、なるべく焦らずゆっくりと日々を愛おしむようにしている。

          ひと手間と小さな幸せを天秤に

          社会人一年目日記

          今年から社会人になった。長い長い長すぎるけれどそれでも足りない学生生活を終え、社会の一員に仲間入りした。 今までアルバイト経験はあったが、会社員になるのは初めてで、3月後半は不安でいっぱいだった。入ってみると思ったよりも自由で思ったよりも不自由だった。 学生の頃のように平日の昼に散歩することはできないし、学生の頃のように自分の人生だからといって私生活でヘマをすることは許されないし、時間に驚くほど縛られるようになった。常に会社の一員であるという事実を背負って、「常識」ある行

          社会人一年目日記

          小さな世界

          中高時代を振り返ると、凄く生き辛かった。たった一つの些細な友人とのやり取りに一喜一憂して、友達とうまくいかなかったときにはこの世の終わりだと本気で思った。私の通っていた学校は一貫校だったので、コミュニティが非常に小さく、少しでもみんなと「違う」行動をするとあっという間に悪い噂が広まった。加えて中学と高校では女子特有の「ハブき」というものがあった。私は、いじめとまではいかないけれど心の奥がチクリと傷むような経験も割と多く経験した。今となってはどうでもいいと思えるようなことも、あ

          小さな世界

          ミン・ジン・リー 「パチンコ」を読んで

          昨年話題になったパチンコをようやく読破したので、自分の生い立ちについて少し振り返ってみようと思う。 日本に併合された朝鮮半島、釜山沖の影島。下宿屋を営む夫婦の娘として生まれたキム・ソンジャが出会ったのは、日本との貿易を生業とするハンスという男だった。見知らぬ都会の匂いのするハンスと恋に落ち、やがて身ごもったソンジャは、ハンスには日本に妻子がいいることを知らされる。許されぬ妊娠を恥じ、苦悩するソンジャに手を差し伸べたのは若き牧師イサク。彼はソンジャの子を自分の子として育てると

          ミン・ジン・リー 「パチンコ」を読んで