日記⑩

2022/11/21

私はママから一生抜け出せないんだろうな。
子供って褒めてほしくて色々やるやん。
でも、私はあまり褒めてもらった記憶がないの。
私から褒めて?って言えばそりゃー褒めてくれる。
ま、私も褒められるほど何か出来たわけではないけれども。
私がここまで意思が無くなったのもママの言葉が全てなのも、褒めてほしいがゆえ。

幼稚園の時なんだけも…
私はスポーツに関してはある程度何でもできた。
走るのも他のこよりは早かったからリレーの選手に選ばれるくらいには運動神経が良かった。
運動会ではアンカーをして、幼稚園も小学校もい1位か2位とかだった。
その後、2位とかで普通は、
おめでとう!とか すごい!とか
ありきたりで良いから褒めるのが相場だと思うのだけれど、ママは
鳳仙花(私の名前)の走り方は全力で走ってるように見えないんだよね。って言われたの。
あのとき言われた言葉は子供ながらに、というか子供だから余計に悲しかった。
勿論言い方は冗談ぽくだけど、褒めてもらえるのを期待してた私には痛かった。
随分昔のことだけど、鮮明に覚えてる。
それ程ショックだったんだよね笑

これは高校生の時の話だけど、ママは私の同級生が良い大学に受かると、私にはされた記憶が無いほどにその子を褒めた。
確かに頭の良い大学に入ればそりゃ、凄いし、褒める気持ちもわかるけど…
隣に座ってた私はその時落ち込みに落ち込み、一人だけ黒いオーラをまとってたことでしょう。
同級生と別れたあとも一言、鳳仙花は鳳仙花だよ!って言ってくれればそれだけで嬉しいのに。

それは贅沢だよね。
良い大学に行けなかった、行こうともしなかった自分が悪い話だから。

ま、ここまで2つエピソードを話してきたけど何が言いたかったか…

やっぱり、子供は褒められたいんだよね。
特にママには認めてほしいんだよね。
大好きだからこそ、欲が出てしまうよね。

こんなので嫌いになれない、家族って難しい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?