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Scritti Polittiのリマスター復刻関連


Scritti Polittiはアバンギャルドなサウンドのポストパンク時代のバンドからスタートし、インディーのラフトレードからのデビューで、一番売れたバンドでした。メジャーでのデビューは1985年『Cupid & Psyche 85』でした。これがシンセポップとして最も売れたのではないかと思うほど、かなりの人はこの楽曲とグリーンの歌声に魅了されたのではないかと思います。

80年代になると私はPUNK好きから脱却し、ポストパンクやテクノポップ、ニューウェーブに向かっていました。いつもの様にぐで〜と毎日を過ごし、それでも仕事をし、小金でアートな洋書と服買い、友人らとお茶したり、TVで洋楽番組を見ている毎日。その中の「Poppers MTV」でScritti PolittiのMVを目にしました。

Scritti Polittiを日本で紹介したのは、「Poppers MTV」のピーター・バラカンさん、または坂本龍一さんだそうで、YMO界隈のテクノポップの人達も、あの印象的なシンセポップとMVに心踊ったのかなとも思ったりもします(想像ですが)。当時の私はお子供だったので、金髪のスマートなルックスのGreen Gartsideは王子様にしか見えないわけで、まあ、これが王子でなければ、昭和の少女漫画は成り立たないと思うのでありました。(偏見)

本題、最近、Scritti Polittiが公式YOUTUBEチャンネルで、公式のリマスターMVを公開しています。

その中では、あまり日本で知られていない、「Wood Beez (Pray Like Aretha Franklin) (US version)



次に、お馴染みの「Hypnotize」ですが、このカメラワークは斬新で、作りこんだ音がとにかくキラキラ。音の宝石箱というか、概要欄にもありますが「フェアライトを使ってとても楽しかった。当時は3万ポンドくらいしたんじゃないかな。」っていうことです。

Scritti Politti - Hypnotize (Official Video)


The Word Girl」は1ヶ月前に登録されていました。レゲェをシンセポップにしたキャッチーで80年代っぽい曲です。

Scritti Politti - The Word Girl

また、『Cupid & Psyche 85』と1999年の『Anomie & Bonhomie』の2枚のアルバムをCDとアナログレコードでリイシューしたそうで、それに合わせて今回MVのリマスターも行われた模様です。

ツアーも英国で9月から開始するそうで、チケット販売がされています。ほぼSOLD OUTですが、 O2 Shepherds Bush Empireは今はまだある様でした。


もう1つの『Anomie & Bonhomie』ですが、『Cupid & Psyche 85』を継承する、ポップなアルバムで、しばらく廃盤になっていた記憶なので、復刻のリリースは良かったです。

Scritti Politti - Umm

この曲が『Cupid & Psyche 85』に収録されていても不思議ではないほど、一番キラキラ王子様全開曲です。アルバムを通してScritti Polittiと言えばのシンセポップはなく、ギターポップとラップ、ファンク、HipHopが特徴で、90年代からミレニアムのサウンドを感じます。当時、期待していたんですけど、『Cupid & Psyche 85』ほど話題にならなくてちょっと寂しかったです。

個人的には『Cupid & Psyche 85』からの「Perfect Way」「Absolute」「 Lover To Fall※(シングルカットはされていません)」、他に「Oh Patti (Don't Feel Sorry For Loverboy)」「Boom! There She Was」もリマスター映像も待望です。

ということで、今回は急遽、Scritti Polittiのことを書きました。本当はずっとやろうとしているBLACK METALと思っていますが、時間がかかりそうなので、サクッとできそうな題材にしました。


また映画『ロード・オブ・カオス 』のブーストサウンド上映が10月5日(火)1日限定ということなので、それに合わせて、そろそろBLACK METALの記事を書こうと思っています。


この度は、ご清聴ありがとうごさいました。


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