クーラシェイカー 来日公演レポート 2024(4-2)
というわけで、クーラシェイカー 来日公演レポート2024(4)になりました。前回までの道は以下です。まずは、イントロの大阪公演当日。
2回目は大阪公演のライブのレポート。
3回目、日本公演の2日目名古屋公演。
4回目、最終公演の東京公演・前編です。
引き続き、5回目の東京最終公演後編、そしてこのレポートも本当の最終回となりました!ええ、もう終わりなんですか?と泣きそうになるロックキッズの皆さん。大丈夫、Kula Shakerはいつでもまた日本に来てくれます!!(「呼べば来ます!」ってCrispianが言っていましたので、是非、日本にまた来て!来て!)
序文は前回と同じです。
2月15日(木) 東京・EX THEATER ROPPONGI
前回までのおさらい。
Govinda Jaya Jaya♪
11曲目の「Sound of Drums」のところまで前回のレポートを書きましたので、その後と、アンコールになります。
では「Shower Your Love」、この曲はギターの音がキラキラする思いっきりサイケデリックな曲です。曲の作りが60年代後半のサイケな曲を思い出させる旋律なのです。ベースもそうで、ベースラインも要注意です。The Beatlesっぽいって言えばそうかも。
大阪でのハチミツ一気飲みパフォーマンスがありましたが、このハチミツの理由は米国のライブが中止になった「喉の調子」が心配ということを受けてなのかなと思った次第です。
その後の名古屋と声の調子はアゲアゲで、東京でも綺麗な歌声が会場に響いていました。
「2STYX」はグッとソウルフルな曲、Alonzaはファルセットっぽい歌声、Crispianとのダブルヴォーカルで「Craving Heart!」と歌が始まります。
ドキドキしますね。
Jayのオルガンの響きが心に波紋を生むと言いましょうか、Paulのシンバルの音が点になっていくと言いますか、音からイメージを湧きますが、激しいさもありつつなムードな感じがライブの中盤という感じです。
そしてサビの「2 styx」のたびにギターをかき鳴らし指で2サインをしながら大きく腕をあげ、エンディングに向かう時には頭をフリフリのアクションのCrispianでした。
考えてみたら、メタルは縦のヘドバンですが、フリフリのバンキングはラーガ・サイケバンドのKulaだけの芸当でしょうか。
今まで「ダイナマイツー」とか書いてましたが本当は「ダイナマイト」です、すみません。つい。
そして再び2月にリリースされたアルバム『Natural Magic』から「Idon'twannapaymytaxes」と「F-Bombs」のブルーズな2曲です。
この2つの曲について思えば、解散前のKulaにはなかった曲調とメッセージの盛り込まれています。確かにサンスクリット語を入れているわけでもなく「税金」や「戦争・スマホの世界」と時代が流れたと感じます。(それはどのバンドでもいえますが)
「Idon'twannapaymytaxes」ではやはりCrispianギターソロはいいです。Jayのオルガンとの絡みが聴どころです。
「F-Bombs」では「みんなで歌おう」とF-Bombs!と叫び、私たちはKula Shakerという「音楽」を手にします。意外に叫ばせる時のアクションが戦隊っぽいというか、耳に両手を当て、振りかざして、決まった感じです。観客も当然、腕を高くあげ「FXXK-Bombs!」と叫びます。
エンディングではF-Bombs!の連呼ですが、最後に決まって曲が終わると、メンバーからも拍手が出るというシーンでした。歌ってよかったです。
そして「Song of Love / Narayana」では、背を向けたCrispianはモンキータンバリンを手にし高くかかげ、Jayの演奏にあわせタンバリンを叩き出します。当然、観客も手拍子です。
Jayの短音のイントロが始まり、Alonzaとのセッションとなり、Paulが加わって、Crispianはタンバリンでギターを弾く、「Narayan」のセルフカヴァーの「Narayana」です。
ギターソロはCrispianの頭フリフリ、大振りからの、ジャンピングなど魅せどころ満載です。激しいアクションをしながらも途中、スタッフがタンバリンを引き上げにきた時にはそちらを確認しているところは冷静なのだなと思ったりもしました。
書き忘れていましたが、ずっとサングラス王子ですので、気配で察知するとしても目視でも確認できるのだなと思ったり。かなり盛り上がって、佳境に向かいます。
「Stay With Me Tonight」ではギターチェンジの時に観客から「Jay!」コールが沸くと、Jayも声の方を向いて腕を上げます。
「Happy Birthday」の曲の途中で再びギターを戻して、あのペイントの黒のギターに持ち替えます。スタッフさんがアンプの調節をしていたので、ちょっとギターの調整をしたのかもしれないですね。
スローな曲調のバラードの後には「303」です。「Happy Birthday」のエンディングを「303」のイントロに繋げてからの"I'm just, I'm just, I'm just a"です。
そして、Crispianが観客に向かってさすと同時に「ワン、ツー、スリー、」のカウントからの「Hush」の大パーティ大会に突入です。
Na na na naa...na na naa na naa...
楽しすぎます。
アツいぜ、Kula!
は?
今、書いて気づきましたが、見事なオヤジ・ギャグになっています。その上、わざわざ見出し文字に指定してから「気づきました」ではないですね。
こうして終了しますが、アンコールがあります。
「Tattva」〜「Hey Dude」〜「Govinda」と、すっかりお馴染みな曲がアンコールでした。
アンコール時にはサングラスは外して登場します。
「Tattva」では後半は"Hallelujah"のコールアンドレスポンスがありの、「Hey Dude」のイントロでは大阪・名古屋のような柵に片足を掛けるという離れ技は出ませんでしたが、このポーズ。
ちなみに、私は腕上げの近くにおりまして
「ひゃー」といつものように絶叫していました。本当になんでも「わー。きゃー」いう客です(汗)。
そして会場で歌を歌い、最後の曲となりました。
Govinda Jaya Jaya
Gopala Jaya Jaya
Radha-ramanahari
Govinda Jaya Jaya
です。日本ではこれは「空耳」で有名ですが、Kulaの歌詞というよりもマントラで、Jaya Jayaはサンスクリット語で「ゴーヴィンダに栄光あれ。ゴーパーラに栄光あれ」ってことです。
Govinda、Govinda、Govinda
Gopala、Gopala、Gopala
Hey Gopala ! Heeey Gopala!
と、大合唱で終わります。
ああ、楽しかった。
また来ます的なことをMCで言ってくれますが、会場の全員が「毎年来ていい!」のバンド認定していますので、バレンタインディでも、夏フェスでも、いつでもどこでもいらしてください!!
しかもまだ『Natural Magic』ツアーのままでいいです!とか、もう1回!という声も上がっておりますので、是非に。
そしてこれを見てくださっている方々も、絶対に楽しめるライブですし、大盛り上がりです、保証します!次回も何度でも絶対に来てください!
東京公演のSetlistは以下です
Gaslighting
Waves
Natural Magick
Indian Record Player
Infinite Sun
S.O.S.
Start All Over
Grateful When You're Dead
Jerry Was There
Rational Man
Sound of Drums
Shower Your Love
2STYX
Idon'twannapaymytaxes
F-Bombs
Song of Love / Narayana
Stay With Me Tonight
Happy Birthday
303
Hush
Encore:Tattva
Hey Dude
Govinda
そのほか、ソニーミュージック公式さんにセットリストもプレス用のライブの写真が掲載されています。写真、かなりいい感じです。必見の価値ありです
ここにも同じ写真が使われていますが、こちらかなり大きいです
というところで、Kula Shaker 2024 ジャパンツアーの最終地、東京公演のレポートを終わります
このレポートを長い間に渡って書いていたので、Kula Shakerの現在は英国ツアーがスタートしています。『Natural Magic』ツアーです。
スタートは22日のCardiffからで、現在は上記の日程になってます。
ああ、英国が羨ましいーってとこで終わります。
次回予告ですが、Kula Shakerのスピンオフの記事、ジョンとリアムの新譜からの現状か、夏フェスは夏に書くので、再びメタルとか、ランキングもの、英国ロックなどを書こうと思っていたのか、Queenやビートルズもありますので、この先もまだまだ続きます
最後にメンバーシップも始めています
ご清聴ありがとうございました!
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