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ペダリングについて【その4】

ペダリングを意識する場所は?の続き

股関節主動のペダリングと書きましたが、股関節周りの筋肉を使うのが良いのはなぜ?ですよね。
股関節周りにある筋肉の量が、膝関節周りにある筋肉の量より断然多いから、より大きな力を出せます。
股関節は様々な筋肉に囲まれているが、膝関節は少ししかない。
少ししかないのに膝で踏み込もうとするから膝の関節を壊してしまう。
股関節を使おうが、膝関節を使おうが、ペダルを早く回せば良いのだから、股関節の筋肉を使う方が大きな力を発揮出来るし、痛めにくい。
膝にも優しいというわけです。
ペダリングは下死点から始まると書きました。
脚を引き上げるのは主に腸腰筋ですが、腸腰筋を意識する方法があります。
みぞおちを少し凹ますように力を入れます。力の入れ加減は少しで良いです。
そうすると太腿が軽く感じるようになります。
軽くなった太腿をみぞおちに近づけるように持ち上げると良いと思います。
そうして引き上げた太腿を、勢いをつけて落とすわけですが、大臀筋とハムストリングスを使ってあげたいわけです。
そこで膝で押し込むような事をしてはいけません。
股関節主動のペダリングになりませんので。
大臀筋とハムストリングスを発動させるには、90度に固定された足首と踵を回す意識すると良いです。
この時に、つま先を意識すると膝関節に力が入るので、足首や踵に意識を持って行ってください。

少し実験をしてみたいと思います。
転ばないように何かに掴まりながら行ってください。
少しだけ膝を曲げて立ってみてください。
つま先立ちになると、何となく太腿前側やふくらはぎに力が入ると思います。
そして次はつま先を持ち上げて踵で立ってみますと、太腿前側の筋肉から力が抜けて、大臀筋やハムストリングスにも力が入ると思います。
それを交互にやってみるとだんだん力の入り方が違うのに気付くと思います。
股関節主動のペダリングを無意識に出来るようになれば、そんなことはしなくても良いのですが、最初のうちはみぞおちを意識したり、足首や踵を意識して、股関節周りの筋肉を発動させてペダリングしてみてください。

とりあえず、今日はこの辺で。

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