YukoPureSake

長女なのに息子が欲しかった父に“男は酒に強くなきゃいかん”と育てられ酒豪と言われるよう…

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長女なのに息子が欲しかった父に“男は酒に強くなきゃいかん”と育てられ酒豪と言われるようになったが、飲んでいる端から極悪酔いする酒だったから日本酒だけは進んで呑まなかった。それが偶然「熟成純米酒」に出会い惚れ込み勝手に普及活動を始めてしまった。今はフランスで酒食マッチングを伝導中。

最近の記事

純米酒とのマッチング2021.02.09 その2

ジャーナリストと試飲会本日(2021年2月9日)は、純米酒の記事を書くための試飲をするということで、ジャーナリストが色々な純米酒を持ってこられました。 その中で特に印象に残った純米酒についてご紹介しようと思います。 元禄時代の製法で再現した琥珀色の酒他の純米酒と並列で語るのはちょっとためらわれるとても個性的な純米酒。創業元禄12年(1699年)の若竹屋13代目が様々な文献を調べて元禄時代の酒の製法を再現したらしい。 元禄時代は1688年から1704年。 現在の日本酒醸造法

    • 純米酒とのマッチング2021.02.09 その1

      ジャーナリストと試飲会本日(2021年2月9日)は、純米酒の記事を書くための試飲をするということで、ジャーナリストが色々な純米酒を持ってこられました。 その中で特に印象に残った純米酒についてご紹介しようと思います。 フランス産純米酒 Omachi (おまち)ムッシュ・グレゴワールは、2013年、日本を旅行中に飲んだ酒にとても感動して、ついには2017年、フランスで初の本格的な酒造蔵を立ち上げてしまいました。 有名銘柄を含む並み居る日本産純米酒ライナップを尻目に、この純米酒が

      • レシピ〜仔牛の骨付バラ肉赤ワイン煮

        材料仔牛のバラ肉(tendron) 200g 玉ねぎ塩麹     適量 酒         適量 ニンニクみじん切り 一片分 オリーブオイル   適量 玉ねぎ薄切り    一個分 セロリ薄切り    一本分 トマトみじん切り  一個分 昆布茶       適量 トマトペースト    20g トマトケチャップ    60g 赤ワイン       300cc 水         適量 ローリエ・セージ  適量 塩・胡椒      適量 作り方1. 仔牛のバラ肉

        • レシピ〜玉ねぎ塩麹

          材料 玉ねぎ 300g (2個程度) 米麹  100g 塩    40g(玉ねぎと米麹の総重量の10%が目安) 保存する容器の大きさや玉ねぎの重量によって、この重量バランスを目安にアレンジしてください(30:10:4)。 作り方 1. 玉ねぎをフードプロセッサーでピューレ状にする。※1 2. 塩と米麹を少しずつプロセッサーに入れて、玉ねぎピューレと混ぜる。※2 3. しばらくそままにして、玉ねぎから出る汁気で米麹を柔らかくする。 4. しばらくしたら、またプロセッサーを回し

        純米酒とのマッチング2021.02.09 その2

          純米燗とビーツ 桜スープ 2021.02.03

          桃色のスープと神亀の純米酒と純米生酛強力 最近は日本でも目にすることが多くなったビーツ(betterave)。ボルシチに入っている赤い蕪のような野菜としてお馴染みですね。フランスでは初夏と冬に新鮮なビーツが出回り、ちょっと土臭い独特の甘みがあります。 今回は私のオリジナルレシピで作った『桜スープ』に純米酒 神亀 2015BY(埼玉県)と、前回にも登場した日置桜 純米生酛強力 2015BY(鳥取県)を合わせました。 「神亀」は「ひこ孫」とともに神亀酒造の代表銘柄。醸造後タンク

          純米燗とビーツ 桜スープ 2021.02.03

          純米燗とポルマーのタルタルトラディション

          先日、純米酒の記事を書くためにジャーナリストと一緒に試飲した時、インパクトがあったマッチングを改めて試してみました。 メインは牛のタルタル。 試した純米酒は2種類。羽前白梅 山廃 純米酒2016BY(山形県)、日置桜 純米生酛強力 2015BY(鳥取県)。 両方とも個性的な酸味が特徴ですが、羽前白梅山廃は油脂を含んだ料理を好む傾向があり、生酛強力は料理のジャンルを選ばず幅広くマッチします。 下は買ってきたポルマーのタルタルトラディションで、それをロケット菜と一緒に盛り付け

          純米燗とポルマーのタルタルトラディション

          はじめに

          はじめまして。 プロフィールにも書きましたが、私は現在、"食中酒としての熟成純米酒"を海外、特にEU圏内で普及させるため、フランス人のパートナー(輸入・販売担当)と一緒にプロモーション活動をしています。 食中酒というと、皆さんワインを思い浮かべると思いますが、純米酒、特にお燗した熟成純米酒は、食事からアミノ酸や有機酸などの旨みを引き出して、第三の味を創りあげます。食と酒の両方を味わう試飲会では、そのことに気づいたフランスの人たちが本当にびっくりして、少しずつファンが増えて

          はじめに