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純米酒とのマッチング2021.02.09 その1

ジャーナリストと試飲会

本日(2021年2月9日)は、純米酒の記事を書くための試飲をするということで、ジャーナリストが色々な純米酒を持ってこられました。
その中で特に印象に残った純米酒についてご紹介しようと思います。

フランス産純米酒 Omachi (おまち)

ムッシュ・グレゴワールは、2013年、日本を旅行中に飲んだ酒にとても感動して、ついには2017年、フランスで初の本格的な酒造蔵を立ち上げてしまいました。
有名銘柄を含む並み居る日本産純米酒ライナップを尻目に、この純米酒が一番普通に美味しいと好感が持てたのは、彼が”お燗にして美味しい食中純米酒”を目指して醸しているからなのかもしれません。
今回試飲した"Omachi"は、フランス人の日本酒輸入業者の依頼で造った特別なお酒で、岡山県産 雄町米を使っています。

OMACHIトップ

常温で

甘・旨・酸と、ほんのわずかな苦味のバランスがGood。真面目に正直に造られた酒であることがよくわかる。ただ一点、鼻に抜ける麹(?)(袋香?)の香りに、ほんの僅かにカビ臭を感じるが、ほとんど問題にならない程度。
火入れ1回かと思うほどフレッシュ感があるが2回火入れだそうだ。

燗で

甘みと酸味、特に甘みが強くなるが、べたつく甘さではない。すっと消えてキレは良い。

蔵のwebサイトは以下
https://www.larmesdulevant.com/


マッチング

ブリー・トリュフチーズ
このチーズからカマンベールが生まれたと云われる白カビのブリーチーズにトリュフを挟んだちょっと高級感があるチーズ。すっきりした旨味のミルク味と軽い塩味、トリュフの香りが鼻に抜けます。
酒と
一瞬酒の甘さをより強く感じるが、味の余韻はすっきりと美しい。心地よい。

ブリートリュフ

仔牛の骨付バラ肉(tendron)赤ワイン煮
トロトロになるまで煮込んだ仔牛の骨付バラ肉。野菜の旨味と赤ワインの酸味で彩られた、食べ飽きしないシチュー。隠し味は昆布茶。
酒と
肉の旨味と赤ワインの酸味、酒の甘みと旨みが相乗効果で互いを引き立てあう。思わず「おおっ!」が出るマッチング。

仔牛リブ赤ワイン



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