文章力

ちょいとこれ読んで。

文章力って、RPG的に言うと「単一パラメータ」じゃないと思うます。複数の細かいパラメータの組み合わせで出て来る「総合力」で、描写力やテンポや作家の視点、構成力、知識、題材の組み立て方(構成力かな、これは)などなど、様々なパラメータが組み合わさって構成されると。

だから、総体的な「文章力」ではなく、それを要素分解して解像度を上げてかないと総合パラメータとしての「文章力」は上がらない。

で、私の英語バナシでも触れてるが、思考というのは語彙と密接な関係を持っている。語彙が増えると基本的には思考が複雑化して高度な概念を扱える様になるですよ。基本的には。
んで、この視点からカクヨムの「何故かランキング上位にいる不思議な作品」を読むとだな……言葉を知らない、誤用がたんまり、そもそも語彙が貧弱、なんて事例が見て取れる。

簡単に言えば、こいつ辞書引いてないなと。

これはnoteで作劇してるパルプスリンガーも覚えておいて欲しいんだが、とりあえず執筆時には傍に中規模国語辞典を置いて、折に触れ使っている「ことば」を調べよう。辞書引かずに物語書いてもいいのは国語辞典編纂者ぐらいまで日本語に熟達した人だけだ。私は高校受験勉強始めた時に、英和辞典2冊買うよう勧められた。2冊使う事で更に精緻な語彙を育てる事が出来る様になるからだ。

正真正銘の「日本語のプロ」に言葉を習わずになんとする。私も自作書く時には資料をググり、言葉を検索し、更にヤバそうな時には辞書を引く。辞書の小口の下よりに着く親指の遺した汚れは持ち主の知性を示す物差しだ。真っ白で汚れの無い辞書は恥ぞ。気軽に辞書を引き常に言葉を鍛えよ。割とこの辺の何気ないムーブが奥義の一つだと思う。秘事は睫毛じゃ。

方針変えて、noteでの収益は我が家の愛犬「ジンくんさん」の牛乳代やオヤツ代にする事にしました! ジンくんさんが太り過ぎない様に節度あるドネートをお願いしたいっ!